2010年11月22日月曜日

『COURRIER JAPON』 Vol.073 DECEMBER 2010

次号が11月25日に発売になるので、バックナンバーになるまえに紹介します。

特集は「世界を変える人の「発想法」」ということで、表紙に世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOであるウォーレン・バフェットとFacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグの写真が載っているのですが、ウォーレン・バフェットが渋い顔をしてアイスキャンディーのようなものを持っているのを見て笑ってしまいました。
この雑誌を読みかけで、机の上に置きっぱなしにしておいたので、たまたま居合わせたある女子生徒は、「このおじいちゃん、かわいい♡」って(笑)
まぁ、高校生にとってみれば、ウォーレン・バフェットがどんな人かなどは、あまり興味がないでしょうね。正直言って、私も「世界を良い方向に変えるために、君なら10億ドルをどう使うか」なんて、想像もつきませんから、関係ないかなぁって思いますけど。

ですから、マーク・ザッカーバーグの方がなんとなく親近感がわきますね。来年には映画が公開されたり、本が出たりしますし、Facebook日本語版もかなり会員数が増えているようですし、なによりマーク・ザッカーバーグの考え方は素敵です。

人生で最高のアイデアは、何があっても自分で守る。
お金がいくらもらえるかは問題ではない。長期的な考えかたをする人と手を結べ。
相手を出し抜こうとしない。常にオープンで正直であれ。
コミュニケーションを怠らずに。友人に電話し、同僚の助言を聞き、憧れの人には声をかけろ。

なお、Facebookがブログと同じような感じで使えるものなのだということを、最近やっと知りました。ちょうど、ダイヤモンド・オンラインにも、「今さら誰にも聞けない「Facebook」の使い方」という記事が載っています。私と同じような方はリンクを張っておきますので、ぜひお読みください(笑)

特集では、その他に、スティーブ・ジョブスやクレイグ・ベンター、ノリーナ・ハーツなどが紹介されています。

その他には、「「通貨戦争」勃発前夜」(この間のG20やAPECで回避の方向で一致しました。中国のインフレ懸念により、日本の円高がややドル安傾向に動いていますが、今後まだ注目していかなければならないですね)、「世界でいちばん子育てがしやすい国 ノルウェーの幸せな母親たち」などの記事が注目されます。

また、別冊付録に、8月25日東京大学安田講堂で行われたマイケル・サンデル教授の特別講義のうち、一番最後に話された「日本人と戦争責任」の講義録が付いています。 サンデル教授の「白熱教室」に刺激された私としては、この付録だけでも、今月号を購入して十分モトがとれたと思っています。
ただし、サンデル教授の、この部分の講義にはちょっと不満です。結局話しが中途半端で終わってしまっていますし(ある意味結論を避けた?)、 NHKでサンデル教授にインタビューしたときにも同じような質問をしましたが、話をそらしたような印象を持ちました。そりゃ、はっきりと良い悪いは言えないでしょうが、こちらとしては広島の式典に駐日大使が参列していたこともあって、もう少し突っ込んだ意見が聞きたかったという気がします(いちおう、話題が違うので、これ以上はやめますが)。

最後に、クーリエ・アラカルトのグルメ覧に、英国人のポテトチップス好きについて載っています。年間60億袋を消費し、「海老のカクテル風味」から「カンガルーBBQ味」まであるらしいです(「カンガルーBBQ味」ってどんな味なんでしょう?)。
ポテチって、アメリカってイメージがありましたが、イギリス人がそんなにポテチ好きだとは知りませんでした。よく考えれば、我々がイギリス料理と言って、真っ先に思い浮かぶ「フィッシュ&チップス」だって、ポテトフライでしたね。


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