2010年11月27日土曜日

『週刊ダイヤモンド』2010年11月27日号

特集が「仕事&資格大図鑑」です。何故かいろんな仕事の格好をした、可愛らしい動物キャラクターが表紙です(3歳の娘にバカうけでした)。「親子で使える仕事選びのための一冊」なんて文字もあります。

就職が厳しいという話題で盛り上がっている昨今にはタイムリーな特集ですね。「親子で~」の言葉のごとく、確かに親なり、教員なりが話題として利用できますね。

Part1では「サムライ業も生き残り熾烈」と題されて、「公認会計士」や「弁護士」などの、高度な専門性を必要とするサムライ(士)業についての話題ですが、確かに公認会計士は企業の経営が厳しい状況では仕事が減るでしょうね。
また弁護士も同じような状況らしいのですが、ただ収入格差が激しくなっているようで、資格さえとれればと言うわけにはいかないようです。ただそう簡単には受からない資格なので、このような状況になってくると、頑張って資格を取るだけの価値があるのかどうなのか、微妙なところになってきますね。それでも、私にとっては弁護士は憧れですけど。
その他、社会保険労務士や行政書士などもいろいろ厳しいようですが、結局この分野も実力がモノを言う時代になってきているということのようです。

Part2は「自分にあった仕事を見つける」ということで、100職種推定年収ランキングが出ているのですが、それを見ると、スポーツ選手が上位にランキングされています。ただ、誰でもがなれる仕事ではないですから、給与面だけで考えるということは、現実的ではない世の中になっているということがわかります。昔ならば、給与が高いというのが、仕事選びの基準の一つだっただけに、今は仕事を選ぶ基準も多様化せざるを得ないということです。逆に考えると、これからの若者にとっては、どんな職業につくかを選ぶのが、かなり難しいということです。
ただ、やはりここでもどんな仕事を選んでも、結局は本人の実力がモノを言うというのが、結論のように感じます。

Part3では「安定求めるならやっぱり公務員」ということで、公務員の推定年収ランキングが出ています。Part2でも出ていましたが、高校教員は100職種ランキングではなんと第16位、公務員ランキングでも第26位と、全体としてはかなり上位に入っています。
しかし、ここ何年も給料カットが続き、当然ボーナスも減ってきている当事者としては、本当にそんなに上位か?という感は否めません。ランキングはおそらく首都圏を中心に取材していると思われますので、首都圏の高校教員はかなり貰っているのかもしれませんが、高校教員は基本的には地方公務員なので、各地方の財政状況に応じて、かなり違うということを指摘しておきます。

また小学校教師について、やや詳しく書かれていますが、特に地方では教員の競争率は激しく、何年も講師をやりながら、教員採用試験を受けつづけるというのが一般的なうえ、教員になっても労働環境はかなり厳しいのが現状です。
全ての人間が学校を経験していますので、なんとなくわかっているつもりの教員としての仕事なのですが、現実は自分が生徒として見ていたものとは大きく違うということは、教員になってみないとわからないです。まあ、これは全ての仕事に言えることなのかも知れませんが、やはり見ているのと、やってみるのとは大きく違うわけですが、教員は特にそれが強いといえるでしょうね。

自分で言うのも変ですが、私は楽しんでやっていると思います。確かにいろいろあって嫌になることもありますが、いろんな生徒と関わっていくことはおもしろいことだと思います。また、高校なので専門性が強いというのは、私にとってはおもしろいと感じる要因の一つです。つまり、自分の専門で勝負できる、これがイイんです。私はいわゆる「勉強」は嫌いですが、自分の興味が有ることを調べてそれを発表するという行為は大好きです。授業も、自分が専門としている分野、自分の興味がある分野を調べていって、それを生徒に披露するというイメージで捉えることができるのではないかと思っていますので、それが将来を担う若者に、何かを与えられればと思うのです。ただこれはあくまでも私の個人的見解で、他の高校教員からすれば、コイツ何を言っているんだって思われるかも知れませんが。

Part4は「本当に使える資格はどれだ」ですが、これを見ていたら、資格を狙いたくなってきました。別に仕事の役に立つとか、独立するとかではなくて(まぁ教員なので、独立はありえませんが)、単に「おもしろそう」だからですが。別に資格マニアではありませんが、何かを勉強して今まで知らなかった新しい知識を身につけるって楽しいですよね(私だけですか?)。

とにかく、この特集はいろいろ勉強になります。



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