今日のBLOGOSのトピックスに、タイトルの記事が出てました。
書店でも、たくさん見かけますね。私がよく行く書店では、普通の書棚とは別のワゴンに載せられて、入り口のすぐのところにおいてあるので、ついつい目が行きます。ただ、そこは女性ものが多く、バックやポーチ、美顔ローラー?などが並んでいます。
ウチにもあります。カメラ、万年筆、時計などなど(結構無駄遣いです)。
筆者の田代真人氏によると、
「それらの爆発的売上の要因は低価格とも言われている。付録に「ここでしか手に入らない希少性がある」から雑誌を買うのではなく、「低価格」だから買うという状態になっているようでもある。また、“活字文化の復興”以前に、付録付き雑誌を購入後、すぐに雑誌だけ捨てていくお客さんもいるそうだ……。」
確かに女性のものを見ていると、雑誌はあくまでもおまけで、メインは付録って感じのものが多いですし、2千円から3千円くらいの値段のものが多いので、お試しで買うぶんには調度良いのかもしれませんね。
ただ、付録はやはり付録で、安っぽい感じは否めず、自分としてはそれを承知で、単純におもしろいので購入するのですが。活字中毒者の立場からすると、読み物が脇役なのが悲しいです。
「おまけ」は、昔の小学館の小学◯年生のやつとか、グリコのおまけとか、やっぱり安っぽいイメージ(今からみるとそれが逆にいい味なんですが)しかないので、ましてや書店で購入する雑誌に、2千円、3千円は高い気がします。
普通の本なら、2千円や3千円は普通なので違和感はないのですが、雑誌部分が少しなのに、そんなにするなんて、という気がするんです。まあ、雑誌もそれなりで、付録をつければ、値段はもっと高くなるんでしょうけど。そうなると、売れなくなりますね、きっと。
多分、私のような人間は、購買層として想定していないんだと思います。「雑誌なのに、こんな付録が付いていて、あらお得!」とか、「本屋さんなのに、こんな付録付きがあって。おもしろ~い!!」という人たちがメインターゲットなんでしょうね。
でも、こういうのでお客を惹きつけるって、出版という点から考えると、間違っているんじゃないかと思います。こういうのをきっかけに、という部分もあるのかもしれませんが、おそらく、そういう人は普通の本は買わないのではないでしょうか。
付録付き雑誌をすべて否定するわけではありませんが、デジタルの影響や活字離れと言われる現代において、出版業界が取るべき策は、本来の本で勝負すべきだと思います。ただ、じゃ、具体的にどうするんだと言われると、答えに困りますが・・・。
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