2010年11月19日金曜日

デジタルを活用した教育は、いつごろ実現できるのか?

11月18日付けのBLOGOSに、「これまでの教育をよりリッチにするもの」と題した、池田順一氏の記事(元ネタは、「アゴラ - 言論プラットフォーム」です)が出ていましたので、紹介します。

内容は、今話題になっている「デジタル教育」の話ですが、「デジタルを教育に活用する」という意味での、「デジタル教育」を話題にしています。
例えば、ドリル型教材の反復練習用とか、シュミレーション、動画などを教育に取り入れる学習などについてふれています。

このようなことなら、すでにやられている先生方もいらっしゃるはずです。教育実践の報告などを目にしたことがありますし、私の勤務校でも、パソコンでパワーポイントを使った授業を実践している先生もいらっしゃいます。

私も本当に時々ですが、パソコンで動画を見せたり、倫理の授業では般若心経の読経のソフトを使ったこともあります。

ただ、これらのことをやるためには、現在の学校ではまだまだ十分に機材等がありません。たまたま勤務校は、先進的にパソコンを一人一台導入していますが、それでも普通教室では使いづらいですし、持ち運びに便利な小型のプロジェクターやスクリーンはありません。ですから、どうしても利用が限られてしまうのです。おそらく、他の学校ではもっと不便でしょうから、なかなかデジタルを授業で積極的に利用するというのは、まだまだ難しい状況なわけです。

静岡県では、教員一人に一台パソコンを導入して、成績処理などに活用するために準備を進めていますが、今のところ、そのパソコンが使いづらいです。セキュリティ上の関係で(いろいろな事件がありますから、わからないことはないのですが)、やたらと制約が多いです。もう少し自由度をあげないと、なかなか授業で使うまでは難しいでしょう。それに、それを補う環境を整えた学校にしていかないと、パソコンの知識のある方が実験的に行うレベルをなかなか脱出するのは難しいのではないかと思います。 お金のかかることでもありますし、「デジタル教育」の本格化はまだまだ時間がかかりそうですね。

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