2010年11月12日金曜日

Benesse教育情報サイト「教育ニュース」2010年11月8日

大学教育も就職支援がカギ? 文科省が事業選定」と題された、大学卒業後に職業人として自立していけるよう、学生を育成する取り組みをしている大学などを支援するための事業に関するニュースです。

学生を社会や職業に円滑につなげていくことが大学教育の大きな役割だという考え方が、その背景にあるそうです。 確かにその通りなのですが、

大学全入により、職業人としての基礎的能力が低い学生が増えたと言われています。一方、企業側も、自前で新卒者を一人前の職業人に育成する余裕がなくな り、入社前にある程度完成された人材を求めるようになってきました。このため、学生に対して、職業人としての基本を身に付けさせるという役割が、大学に求められるようになったのです。

ということだとすると、 大学だけでその目的は達成できるのだろうかと疑問に感じます。

というのは、大学に進学する高校生の段階から職業意識を高めていないと、大学だけでは不十分なのではないかと思うからです。

意識の低い高校生の中には、何のために大学に進学するのか、十分に考えないでただなんとなく進学するような生徒もいます。「高校時代にやりたいことが見つからなかったから、大学に行って考える」という意識の生徒が、案外多いのではないかと言うのが実感です。

ただ、高校時代に何も考えていなかった生徒が、大学に行ったからといって、そう簡単に職業について考えることができるかと言えば、それはかなり難しいのではないかと思うのです。昨今の不況の中、無事に就職を決めた学生は、おそらくかなり意識の高い学生であり、多分漠然とながらも、何かしらの目標を持って進学した者が多いのではないかと思うのです。

私自身は3年生の指導の中で、将来の展望をそれなりに考えてないと進学しても意味が無い、ということを指導しているつもりですが、なかなか将来の仕事に結びつけるように考えさせることは難しいのですが、卒業時に何らかの考えを持っていない生徒は、残念ながら進学後あまり良い話を聞きません。卒業後に、高校に遊びに来ながら相談していく卒業生も結構いるのですが、そのように危機意識を持っている者は良いのですが、厳しい者に限って、相談にも来ないですし、大学等での支援にもしっかり参加していないようなのです。

まぁ、最終的には本人次第ということになるわけですが、何事も早いうちから取り組んでおけば、なんとかなるのではないかと思うのです。だからといって中学生ではまだいろいろなことが十分分かっているとは言えないので、やはり高校生になってから、「就業力育成」に取り組んでいくことが必要なのではないかと思います。

ただ、その分高校教員の負担は増えることになるので、高校教員からは反対の声が上がりそうですが。しかし、私以外にも早めの準備の必要性を感じている高校教員は他にも居ると思いますので、多少の賛同は得られると思いますが、どうでしょうか?


 

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