2011年8月6日土曜日

今日は広島原爆の日

今日(8月6日)は、66年目の広島原爆の日です。平和記念式で、広島市長による「平和宣言」が読み上げられ、菅首相によるあいさつがありました(詳細はこちら)。

松井一実広島市長による平和宣言は、その骨子が2日に事前発表されましたが、全文を見てみると、非常に重く、意義のある内容です(平和宣言全文はこちら)。
「脱原発」の言葉こそ入っていませんが、「東京電力福島第一原子力発電所の事故も起こり、今なお続いている放射線の脅威は、被災者をはじめ多くの人々を不安に陥れ、原子力発電に対する国民の信頼を根底から崩してしまいました。そして、「核と人類は共存できない」との思いから脱原発を主張する人々、あるいは、原子力管理の一層の厳格化とともに、再生可能エネルギーの活用を訴える人々がいます。
日本政府は、このような現状を真摯に受け止め、国民の理解と信頼を得られるよう早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応策を講じていくべきです。」として、国に対してエネルギー政策の見直しを求めていることは、大変意味のある内容だと思います。
一方、菅首相のあいさつには、「ネルギー政策についても、白紙からの見直しを進めています。原子力についてはこれまでの「安全神話」を深く反省し、事故原因の徹底的な検証と安全性確保のための抜本対策を講じるとともに、原発への依存度を引き下げ、「原発に依存しない社会」を目指していきます。」との言葉が盛り込まれており、実際どこまで実現するかはともかく、少なくともこう宣言したわけですし、式典後の記者会見でも、「減原発」の考えを示しているのですから、やってもらうしかないですね。

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