一つは、「「隠された」地震:昭和東南海地震と三河地震の詳細記録」という毎日新聞の記事です。
特に、1944年12月7日の東南海地震は、静岡県でもかなりの被害があったという聞き取り調査の報告はかなりたくさんあるのですが、その全体像はイマイチよく分からないといった状況だったので、帝国議会衆議院秘密会議事速記録集にその話題が出ていたというのは、歴史研究者にとってはかなり重要な話題なのです。
その資料自体を研究誌に掲載するか、それを元にした論文の報告が期待されます。
二つ目は、「勉強より、思いやりある子に 理想の子ども調査」という中日新聞の記事です。
「「どんな子どもになってほしいか」との質問に対し、「思いやりのある子」との回答が55・0%で最多。「体の丈夫な子」が47・8%、「心の強い子」が42・8%と続いた。「勉強のできる子」は13・5%」という結果なのですが、どうして、「思いやりのある子」が半数を超えているのでしょうか。「体の丈夫な子」や「心の強い子」がそれに続くのを考えると、東日本大震災の影響なのかなぁと思ってしまいますが、どうでしょうか。
今の日本社会の現状を考えると、そう願う親が多くなるのも分からないことはないですが、「勉強ができる子」を期待する親が、かなり多いのは教員としてはだいぶ心配です。つまり、勉強ができなくてもあまり気にしないってことでしょうから、ということは子どもの方も、あまり勉強を頑張らなくても、特に親から何も言われないので、それほどやらなくても良いと考えてしまう子どもがいるのではないかと思ってしまうのではないかと言うことです。
学習指導要領が改正されて、授業時数の確保の躍起になっているのが学校現場の実情なのですが、それにもかかわらず、親も子どももあまり勉強をしなくても良いと思われてしまうと、学校との考えの齟齬が大きくなってしまうのではないかと心配になります。
まぁ、社会情勢が変化すれば、親が期待する子ども像も変化しますので、直ぐに影響がでるわけではないですが。ただ、そういう風潮であるということを知っておくことは必要ですね。
「「どんな子どもになってほしいか」との質問に対し、「思いやりのある子」との回答が55・0%で最多。「体の丈夫な子」が47・8%、「心の強い子」が42・8%と続いた。「勉強のできる子」は13・5%」という結果なのですが、どうして、「思いやりのある子」が半数を超えているのでしょうか。「体の丈夫な子」や「心の強い子」がそれに続くのを考えると、東日本大震災の影響なのかなぁと思ってしまいますが、どうでしょうか。
今の日本社会の現状を考えると、そう願う親が多くなるのも分からないことはないですが、「勉強ができる子」を期待する親が、かなり多いのは教員としてはだいぶ心配です。つまり、勉強ができなくてもあまり気にしないってことでしょうから、ということは子どもの方も、あまり勉強を頑張らなくても、特に親から何も言われないので、それほどやらなくても良いと考えてしまう子どもがいるのではないかと思ってしまうのではないかと言うことです。
学習指導要領が改正されて、授業時数の確保の躍起になっているのが学校現場の実情なのですが、それにもかかわらず、親も子どももあまり勉強をしなくても良いと思われてしまうと、学校との考えの齟齬が大きくなってしまうのではないかと心配になります。
まぁ、社会情勢が変化すれば、親が期待する子ども像も変化しますので、直ぐに影響がでるわけではないですが。ただ、そういう風潮であるということを知っておくことは必要ですね。
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