2011年8月3日水曜日

新聞と教育 学ぼうよ 情報の読み方

タイトルは、今日(8月3日)の中日新聞社説です(詳細はこちら)。

記事のなかに、「NIE(教育に新聞を)新時代」との言葉がありますが、確かに、学習指導要領に取り入れられたことにより、NIEが新たな局面に立ったことは間違いありません。それが、先月二十五、二十六の両日、青森市で開かれたNIE全国大会で、パネル討論で司会者を務めた児玉忠・弘前大教授の言う「NIEの大衆化」なのか、私にはわかりませんが、「拡大普及の結果、もし質の低い授業が行われれば、結果として新聞の可能性を疑わせることになるかもしれないと心配する」と言っても、NIEとて万能ではありませんから、その可能性も十分あるでしょうし、学習指導要領に取り入れられたゆえに、十分研究せずに取り組まれることはあり得ますので、質の低い授業が行なわれることもあるでしょう。


どのような教育方法も、得意不得意がありますから、「新聞がたくさんあるメディアの一つであることを認識し、新聞が得意な点は何かを知った上で指導する必要がある」のですが、そのためには「実践例の収集を進めるとともに、教育の観点を生かした新聞製作、新聞の特長を生かした教材作りなどで意見を交換し、互いの意識を高める」ことをしなければなりません。


学習指導要領に取り入れられたからこそ、NIE関係者が、教育方法としてより深い研究を進めなければならない時代になったという意味で、「NIE新時代」と捉えなければならないと思います。

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