2011年10月1日土曜日

10月1日の新聞記事より

昨日、「沖縄密約判決に関しての各紙の反応」をエントリーしましたが、中日新聞は今日の社説でこの問題について取り上げたいますので、紹介しておきます。

沖縄密約判決 文書廃棄は歴史の冒涜」(CHUNICHI Web)

中日新聞も他紙と同じですが、かなり批判的ですね。
沖縄は米国の都合のいいように使われ続けている。密約で決められた日本側の負担金は、在日米軍の「思いやり予算」の原型になった。現代の日米同盟のゆがみに通じる問題でもあるだけに、正確な歴史を復元してほしい」という主張には同感です。

今回のこの問題は、記録を残すということに関して考えさせられる問題です。その意味で、もう一つ、記録を残すという点で、気になった記事がありましたので、紹介します。

奥三河の花祭りを“デジタル”伝承 準備から神事、映像に記録」(CHUNICHI Web)

全国各地で、伝統芸能が後継者がいなくなり、廃れていくという現実があります。そのような伝統芸能をきちんと記録として残しておくことは、とても大切です。民俗学や歴史学の研究者が様々な形で記録資料を残していますが、やはり映像に優るものはありません。
今まで「個人単位や愛知県のダイジェスト版で記録はあったが、学術的に祭りを詳細に網羅する資料はなかった」ということですから、今回の動きは素晴らしいことだと思います。「文化庁の文化芸術振興費補助金の対象に選ばれた」ことで、実現の運びとなったようです。

今日、「平成24年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧」がHPにアップされています。まだ詳細を見ていませんが、このような国民共有の財産にこそ、きちんと予算づけするべきだと思います。

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