2011年9月30日金曜日

沖縄密約判決に関しての各紙の反応

沖縄密約訴訟の判決が昨日(9月29日)東京高裁で出され、残念ながら逆転敗訴という結果に終わりました(詳細はこちら)。

それを受けて、今日(9月30日)の新聞各紙で取り上げられていますので、紹介します。

沖縄密約判決―過去の問題ではない」(asahi.com)

沖縄密約判決 ずさんな文書管理を指摘した」(YOMIURI ONLINE)




国の背信 追求せず 密約訴訟」(沖縄タイムス)

沖縄タイムスは解説という形での記事、それ以外は社説です。

基本的には、どれも敗訴という判決に対して不服であるというニュアンスです。
「あったはずの文書だが、廃棄されたか分からないが、とにかく文書がないのだから、仕方がない」という国の主張を認めるという、なんとも情けないものなのですから、当然です。

おそらく、各紙で書かれているように、「秘密裏に廃棄された」というのが真実に近いのだと私も思います。
公文書は国民共有の財産なんです。それを「無くしちゃった」では済まされないにもかかわらず、裁判所もそれを認めた上で、結局その理由について追及していないのだから、これほど国側にとっては都合の良い判決はないでしょう。
4月に施行された「公文書管理法」は、一体なんのために作られたのか、それをよく考えて欲しいですね。


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