今日(7月1日)から、いろいろな物が値上がりしたり、東電や東北電力管内では15%の節電とかいろいろありますが、そんな中で今日の記事から気になったのが、朝日新聞からのタイトルの記事です(詳細はこちら)。
17年にわたり続いてきた「北区つかこうへい劇団」ですが、記事にもありますが、「発足当時の財団事務局長で現・区教育長の伊与部輝雄さん(61)は「行政がプロの劇団を作り、その劇団が公演を続ける試みは当時はなかった。前例踏襲をよしとする行政の殻を破ることができたと思う」。」と語られているように、その存在は「つかこうへい」という看板のおかげでかなり注目されていました。その意味では、この劇団はなくなってしまうのは惜しい気がしますが、やはり「劇団はつかさんの異才とカリスマ性でもっていた」のが現実だったのでしょうから、「『つか』の看板を掲げ続けるのは厳しいと皆感じていた」ということですから、仕方が無いでしょう。
静岡県にもSPACという劇団があります。SPACのHPには「(財)静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、専属の俳優、専門技術スタッフが活動を行なう日本で初めての公立の文化事業集団です」とあるように、「北区つかこうへい劇団」と似たような感じです。
初代芸術総監督は鈴木忠志、現在は2代目の宮城聰という、ばりばりの演劇人が率いていますが、正直静岡県民にとってそこまでのものが必要なのかという気がしないわけでもありません。ただ、「北区つかこうへい劇団」の解散という記事を見ると、その存在意義はいちおうあると思います。今の規模でなくてもいい感じがしますが。
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