2011年7月3日日曜日

『週刊金曜日』2011年7月1日 853号

特集は、「世界は原発を止められる」で、当然注目の記事が多いですが、いつものように、別の記事に注目です。

まずは「金曜アンテナ」の巻頭の玄海原発の記事といい、「東京電力の電気予報は本当か?「本日のピーク時供給力」への疑念」といい、とりあえず原発なしでこの夏を過ごせてしまうことが、政府や電力会社にとってはマズイことなのが明確なわけです。しかし、結局は原発無しでも平気という結果になるだろうということは想像にかたくないわけです。だからこそ、余計必死になっているわけですが、それが見えてしまっていることが滑稽ですね。


「東京電力の電気予報は本当か?「本日のピーク時供給力」への疑念」の記事のように、各電力会社のHPにある電気予報は、一見良いように見えて、実はとんでもないものであることは、ちょっと考えればわかることです。詳しくは、本誌の記事を読んでくだされば分かる話ですが、皆さん、電力会社の発表している天気予報の情報をそのまま鵜呑みにしないでくださいね。

田中優子氏の「音と色⑮」も同様の方向からの記事ですので、合わせて読まれると良いでしょう。

原発がらみでもう一つは、藤波心さんの記事です。いやぁ、おめめパッチリの可愛い子ですね。仮に、周りのスタッフがある程度コントロールしているとしても、彼女が一定程度真剣に自分で考えているのは事実でしょう。オジサン、応援しますよぉ!ブログ、お気に入りに入れちゃいました(^_^;)

とにかく、パラダイムシフトですよ。

その意味では、「アルンダティ・ロイが語る世界の危機」と題されたインタビュー記事は必読です。「資本主義と民主主義は限界に達している」とは、まさにそのとおりだと思います。だからこそ、今、我々は考え、行動しなければならないのです。

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