文部科学省の国立教育政策研究所で、来月から始まる「国際成人力調査」(PIAAC=ピアック)の例題が昨日(7月25日)公開されています。
この「国際成人力調査」(PIAAC=ピアック)は、「大人の学力」を国際比較するため、経済協力開発機構(OECD)が世界26か国で初めて実施するものです。
「大人の学力まで比較しちゃうんですか?」って感じがしないわけでもないですが、「各国の成人が日常生活や職場で必要とされる技能(「成人力」)」を調査するものだというです。
まず「成人力」って一体なんだと思い、国立教育政策研究所のHPを見てみると、「知識をどの程度持っているかではなく、課題を見つけて考える力や、知識や情報を活用して課題を解決する力など、実社会で生きていく上での総合的な力のこと」ということのようです。
じゃ、それをはかる問題ってどんな問題なのかと思い、例題を見てみました。
「読解力」、「数的思考力」、「ITを活用した問題解決能力」、「属性調査」の4つの分野ですが、例題を見る限り、どれもポイントになるのは「問題を読んで、回答として何を求めることが要求されているのかを的確に読み取れるか」、「それに対する的確な回答を答えることができるか」だと思いました。問題は読めても、その意味がわからない、何を求められているのかわからないということはあると思います。要は読解力以外の問題でも読解力を要求されているのであり、あとは絵や図などから的確な情報を読み取れるかという感じの問題のように思います。
一見、簡単に思いますが、案外出来ないかもしれません。でも、おもしろそうですので、やってみたい気がします。
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