人に何かを教えるというのは、とても難しいです。教える相手がどの程度の知識を持っているか、どの程度のレベルなのか、それによって言葉使いや内容が全く変わってきてしまうからです。
その意味では、本書も100%ではありませんが、55のメソッドにまとめてくれてあるので、ポイントを押さえやすいのは事実ですし、メソッドによっては使えるものもあります。
「行動科学を使って~」と銘打っていますが、これを「行動科学」なのだと言われれば、そうなんだと思うしかないですが、「行動科学」をきちんと勉強していない人間にとっては、どのあたりが「行動科学」なのかよくわかりませんし、本書の帯に「残り8割のできない人が短時間で戦力に変わる」というのも、やや大げさな気がします。
ただ、難しい話でもありませんので、使えるものは使っていって、良い結果につながれば良いのだと思います。
手に届きやすい場所に置いておいて、時折読み返しながら、使っていくのが良いと思います。
『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』
石田淳 かんき出版 2011年6月 ¥1400円+税
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