2011年1月21日金曜日

『COURRiER Japon』 Vol.075 FEBRUARY 2011

特集は、「2011年、世界はこう変わる。」ですが、世界中の主要なメディアから集められた情報ですから、予想内容もかなり信ぴょう性の高い内容ですが、果たしてどれくらいあたるでしょうか。

ジェフリー・サックスの予想どおり、5つの不均衡を是正して、2011年は幸福の時代になるでしょうか。
ロジャー・コーエンが語っている、「可能性」が2011年のキーワードになるでしょうか。

イスラエル人作家アモス・オズとパレスチナ人哲学者サリ・ヌセイベの対談記事は、パレスチナ問題に疎い日本人は、ぜひ読むべきです。

環境問題について語っている、スラヴォイ・ジジェクの記事も見逃せません。個人的には、今もっとも戦闘的な思想家がジジェクだと思っていますが、昨年ちくま新書から『ポストモダンの共産主義―始めは悲劇として、二度めは笑劇として」が出ていますので、この記事に興味を持ったら、ちくま新書の方も読んで見ると良いですね(といいつつ、私は机の横に積ん読ですので、これから読みます)。

もうひとつ、「2010 見落とされがちだった「世界の10大ニュース」という記事がありますが、そこに、「今後の世界の動きを読むうえで欠かせない情報は案外、小さな扱いのニュースのなかにある。」と書かれているのですが、まさにその通りだと思います。
最初に上げられているインドネシアの経済発展などは、今後の世界経済を読んでいく中でとても大切です。

本書最後の部分に、ウィキリークスに関する記事があります。様々な文書がウィキリークスによって公開されてしまっていますが、さてその影響は2011年の今年、どのように出るのでしょうか。大変気がかりな問題の一つですね。



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