2011年3月31日木曜日

中学校も「脱ゆとり教育」

昨日3月30日、2012年度から中学校で使用する教科書の検定結果が発表になりました。
現行の04年度検定の教科書よりも記述が大幅に増加し、平均25%増だそうです(詳細はこちら)。

社会科教員としては、「日韓が領有権を主張する竹島は、社会の地理で全四社、公民で全七社が取り上げ、「日本固有の領土」などと記述。中国が領有権を主張する尖閣諸島は、地理一社、公民六社が扱った。」ということに、やはり注目せざるを得ません。
中国や韓国からのクレームが来ているようですが、日本の立場としてはやはりそのクレームに対しては認めない態度をとるのが正解なわけです。
竹島は某政権与党の幹部がまずいことをしてしまっていますし、韓国側の実効支配の強化の動きが進んでいるようですね。中国も挑発的な動きをしているようですが、それでも力づくの態度に対してはあっさり引き下がってはいけません。これは外交問題ですから、話し合いで解決すべき問題です。

もう一つは、今日31日の毎日新聞の社説にある「3・11」のことです(社説はこちら)。

未曽有の大災害ですから、当然そのことについて触れる場面はあるべきです。実際に教科書会社も訂正申請を検討しているようです(そのことについての記事はこちら)。ただしこれだけの被害ですから、来年度ではまだ様々な問題が残っているのではないかと思うのです。教科書に載せるとなるとその記述にかなり慎重を期す必要があると思います。特に被災地では、教科書への記載はまだ早いという空気があるのではないかと感じます。最新の情報を掲載することが必ずしも良いとは限りません。教科書会社には、慎重に検討して頂きたいです。

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