東京電力福島第1原発の設計などを担当した東芝の元社員2人による、「設計時は、これほどの大津波は想定しなかった」との証言がCHUNICHI wbeに出ています(記事はこちら)。 管見の限りではWEB上で他の新聞では確認できませんので、この記事、中日新聞だけのようですね。?
設計時、東電が想定していた津波は最高5・5メートル。「当時は『マグニチュード(M)8・0以上の地震は起きない』といわれ、(10メートルを超えるような)大津波は設計条件に与えられていなかった」ということですが、実際は14メートルを上回る津波がきたのですから、そりゃひとたまりもないですよね。
「 当時の日本で原発は未経験分野。1、2号機を受注した東芝も担当したのは部品設計。プラント全体の設計は米ゼネラル・エレクトリック社(GE)が受注していた」と明かしたとのことです。
さらに恐ろしいことに、「女川や柏崎刈羽などの原発でも非常用発電などは同じ弱点がある」と指摘したというのです。
「原発は人間が扱いきれるものではない。一人でも多くの人が気づいてほしい」 、「国も東電も「原発は安全」と強調してきたが、絶対に安全なんてことはないと感じていた。「どんなことが起こる可能性があるのか情報を徹底公開し、原発が本当にいるのかどうかを国民みんなで考えるべきだ」とと訴えています。設計者がそういうんですから、間違いないですよね。
最近の原発に関するエントリーで毎回言っていますが、とにかく原発政策を根本的に見なおさなければダメです!
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