2011年3月29日火曜日

『週刊金曜日』2011年3月25日 840号

表紙は、福島第一原発3号機と4号機の写真ですが、かなり遠くから撮っているもののようで、ややぼんやりした感じですが、逆にそれが事の重大さを物語っています。

「原発震災」の見出しで、「破局は避けられるか」と題された原発震災問題の第一人者である広瀬隆氏のインタビュー記事が出ています。いかに現状が危険な状態なのか、東電がいかにおかしいのかがよくわかります。
このインタビュー記事は、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。

それから、槌田敦元名城大学教授へのインタビュー記事も必読です。「「想定外」という言い訳は通用しない」というタイトルですが、まさにそのとおりですね。

もう一つの注目は、やはり東井怜氏の「浜岡原発をそっこく止めろ!」ですね。私自身はここに書かれている内容はある程度知っていましたが、おそらく多くの方にとっては知らないことが多いと思いますので、読んでもらって、浜岡原発のことを考えてもらえるとうれしいですね。
それと並んで、「今週の巻頭トピック」の名古屋で浜岡原発の運転停止を要求する市民活動が活発化しているという記事に注目しました。特に名古屋での動きは知らなかったので、驚きです。このような動きは、おそらくテレビや新聞では大きく報道されることはないでしょうから、『週刊金曜日』を読んでいて良かったって感じです(笑)

今回の原発事故は明らかに人災なのです。原発は人間の手に負えるものではないのです。地震国日本では、原発はふさわしくない、不要なものなのです。
今週の『週刊金曜日』を読んで、そのことをぜひ知ってください。

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