2011年3月28日月曜日

福島原発事故の拡大は予測されていた!

今日3月28日の東京新聞に、「経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の十一日夜、東京電力福島第一原発事故に関して、三時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが二十七日、分かった。」という記事が出ています(詳細はこちら)。
また、そのことは菅首相に報告されていたのに、対応が遅れ、最悪の事態になってしまった可能性が否定できないようです。

翌日菅首相が現地に視察にいっていますが、当初からこれに対する批判が多かったですが、原発の事故への対応が遅れたのは、それが原因の一つではないかと言われています。
枝野官房長官は当然否定していますが、もし多少の因果関係があったとすれば、これは大変なことです(枝野さんの会見記事はこちら)。

東電が数値を誤って発表したことに対して枝野さんは怒っていますが、何か違うような気がしますが・・・。

首相周辺や保安院、東電などがそれぞれ何かを隠しているのは間違いないでしょうね。はっきり言ったら、間違いなくパニックになるようなことだから言わないんでしょうけど。
しかし、そのせいで、被災地の方々からさらなる被害者が出ていることは事実です。今の状況は、政府やそれにつながる人たちが、被災者に対して傷口に塩を塗るような行為をしているとしか思えません。

普段は神や仏など気にもしませんが、こういう時には、神でも仏でもなんでもいいから、とにかく救ってくださいと、ただ祈るばかりです。

2 件のコメント:

  1. 拝見しました。同感です。
    チェルノブイリは吐き出した放射性ヨウ素は福島原発の現在値よりもはるかに多いですが約10日間で放射能もれは 回避できました。現在も放射線を大気と海に垂れ流す現在 明るい見通しは たっていません。
    幼児 子供達が影響を受けやすいことは判っています。
     政府、教育を預かる文部省(文部科学省ですか?)は
    新学期開始を遅らせる処置をとらないのか?
    緊急時でありながらも 高い暫定基準値での 安全性しか 公言しない中での 特に義務教育の学校生活に 非常に不安を感じます。 放射線量の計測に準じて 登校を規制する などの処置は 当然 指導されるべきだと思います。または親の判断に任せる などの 柔軟な対応をとってもらいたい。
    こんな 非常事態に 新学期 などといってられないです。
    安心して 学校に行かせられないでしょう。
    長期化する間に 近隣の住民に 大きな被害が 及ぶのは避けがたいと思います。 今は、命が最優先されるべきですが
    危機管理のなかった政府の 対応をみていますと 素人集団の その場しのぎ対応に 業を煮やしております。
     
     

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  2. 匿名さん、コメントありがとうございます。

    本来ならば、あなたのおしゃるようにすべきだとは思いますが、もしそうすれば、現在の日本では今まで以上の混乱がおこり、日本の活動は全く停滞してしまう可能性も捨てきれないように思います。そうなれば、被災地への援助がますます難しくなってしまいます。

    確かに政府や東電の発言に対する不信感は強いですが、やむを得ない部分もあると私は考えます。

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