2011年3月19日土曜日

中電、浜岡原発6号機の着工を先送りする方針

CHUNICHI Webに、タイトルに掲げたような記事が出ています(記事はこちら)。

正直、当たり前だと思います。今までその方針を発表しなかったことのほうが、むしろ驚きです。

記事の中には、「4号機でウランと毒性の強いプルトニウムの混合燃料を使うプルサーマル計画を今年1月の実施予定から先送りしており、来年3月以降の早期実施を目指している。」との文章がありますが、こちらの方も先送りするのが当たり前だと思いますが。

中電は昨日18日に地元に対する説明会を開き、新たな津波対策として防波堤をつくる計画を明らかにしていますが、6号機に関しても、プルサーマルに関しても、地元に対していくら説明をしても、現状では当然地元の理解は得られないでしょう(説明会についての報道はこちら)。
実は、今日19日、私は別件で浜岡原発のある御前崎市に行き、市の職員と話をしたのですが、市の職員ですすら、中電に対して疑心暗鬼な状態です。中にははっきりと不安を口にした方もいました。一般住民なら、なおさら浜岡原発に対する不安や中電に対する不信感は強いものになっているでしょう。

浜岡では、第1号機の受け入れの時には大変激しい反対運動が起こっていますが、今回の福島原発問題で、その時の運動に対する再評価の必要を痛感しています。
浜岡が原発を受け入れた理由として、この地域が東海道線からも離れていて、非常に貧しい地域だったということがあります。当時は原発を誘致することで、この地域の活性化を狙っていたわけですが、本当にその判断は正しかったのか、今一度、浜岡原発が作られた頃のことを見直し、浜岡原発に限らず、日本の原発政策を根本から考えなければならないと思っています。

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