2011年3月24日木曜日

中電、浜岡原発6号機の着工を先送りする方針(パート2)

今日3月24日の静岡新聞に、昨日23日に中電が「浜岡原発(御前崎市佐倉)の6号機新設計画を見直し、2015年に予定していた着工を1年間先送りすることを明らかにし」、「4号機で予定しているプルサーマル計画も延期する方針」を発表した会見のことが出ています(記事はこちら)。

ただ、「6号機の運転開始の目標は当初の計画通り、18〜22年を予定している。」ということですから、 あまり安心とは言えません。
また、「プルサーマル計画の実施については、東日本大震災と福島第1原発事故の分析を待つ 必要があることなどから、2012年春の定期検査時のMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料装荷は難しいとの見通しを示した」ということですので、MOX燃料使用に関しては、この期に及んでまだ諦めていないわけですね。

現在でも津波に対する安全性は確保されていると考えているが、」って何を根拠にそういうんでしょうか。その根拠を示した上での発言でも信用できるとは言いがたいのに、何の根拠もなくそう言われると、さらに不信感が増して来ます。

また、別の記事には、「福島第1原発が爆発した瞬間の印象を「極めて重大な事象が進行していると思った」と振り返」ったとあるのに、「地元から厳しい意見があるのは事実だが、日本の将来のエネルギーを考えると原発の必要性は変わらない」と言い続ける神経が理解できません。

ただ今後は、この記事の小林佐登志県危機管理監の話にあるように、「国民的な議論」が必要なのです。電力会社のみの判断に任せてはいけません。
しかし、まだ今は福島原発をとにかく安全な状態にし、東日本における放射能の影響を回復させることが最優先です。その後に、「国民的な議論」をしていきましょう。

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