2012年1月26日木曜日

世界遺産候補の「古墳」、ただの「塚」だった

タイトルは、今日(1月26日)のYOMIURI ONLINE掲載の記事です(詳細はこちら)。

実はこういうことは時々あります。
遺跡などがあると考えられる場所は、「埋蔵文化財包蔵地」として都道府県及び市町村レベルで登録されており、遺跡地図や一覧表の形で公表されています。
何故その場所が「埋蔵文化財包蔵地」として登録されるのかというと、かつてそこで遺物が採集できたから、あるいは周辺に遺跡があるからといった理由で遺跡の可能性があるということで「埋蔵文化財包蔵地」とされるのです。

ただ本当にそこが「埋蔵文化財包蔵地」かどうかは実際に発掘してみないとわかりません。近くに本当の遺跡があるといっても、どの範囲までがそうなのかとか、どこまで残っているのかとかはわかりませんし、遺物が採集できたといっても流れ込みかもしれないので、なんとも言えない場合が多いので、やはり実際は掘ってみないとわからないため、今回のようなことが起こるのです。

今回の件は残念ですが、「埋蔵文化財包蔵地」をどこでも簡単に発掘できるわけではありませんし、発掘はある意味遺跡を破壊することになるので、本当の意味で遺跡を残すためには発掘しないほうが良いのです。
まぁ、世界遺産候補にしようとしていた古墳ですので、一部発掘してみないとその真の価値はわかりませんから、その意味では今回の発掘によって、絞り込みの必要があるということがわかったという点で意義があったと思います。
ただ逆に、この二つの塚がなんの目的を持ったものなのか、特に13世紀の塚ならばそれなりの価値があると思いますので、世界遺産候補から外れるとしても、文化財として大切だと思います。

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