2012年1月13日金曜日

『ケインズとハイエク』(講談社現代新書)

本書は、講談社のメールマガジンに連載されていて、そのときも読んでいましたが、画面で読むとどうもわかりにくく、やはり書籍の形で読まないとということで購入したものです。

内容的は書籍になっても難しいことに変わりはありませんでしたが、ケインズとハイエクという同時代に生きながら、「市場」の捉え方が違うために、その主張が全く正反対の二人の考えを比較してあります。

本書を読んで改めてハイエクは凄いと思いました。もちろんケインズも凄いのですが、個人的にはハイエクの主張の方がより踏み込んでいて、現代にこそ必要な思想だと思うからです。近年ハイエクが再評価されていることの必然性が理解できたような気がします。

正直言って私には難しいので、何度か読まないときちんと理解できませんが、現代のような状態のときこそ本書の帯の書いてように、「世界的経済危機を乗り越える思想と社会哲学は歴史に学ぶ!」べきだということは、本書を読んでさらに強く感じました。
少し時間をあけて、何度か読みたいと思います。

『ケインズとハイエク 貨幣と市場への問い』 松原隆一郎 講談社現代新書2130 2011年12月 ¥840円(税別)



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