2011年2月28日月曜日

入試問題ネット流出について

京大、早稲田、同志社、立教などで、試験中に入試問題がネット上に流出している事件が相次いでいます。BLOGOSでも何人かの方が、この問題について取り上げています(BLOGOSトップはこちら)し、他でも色々話題になっています(例えば、こちら)。

まぁ、大学側の甘さでしょうね。現在のITの現状に、大学側の入試体制がついていけていないことが明白になってしまったわけですね。
今後は、入試会場へのケイタイ等の持ち込みが禁止されるのは間違いないでしょう。いつかは、こういうことが起こるだろうと思っていましたから、(今までにすでに起きていて、明るみに出ていないだけかもしれませんが)正直、遅いくらいだと思います。

他の高校ではどうかは知りませんが、私の勤務校では、定期試験の時に、教室内にケイタイを持ち込んではいけないことになっています。ケイタイは、電源を切って、かばんに入れて、そのかばんは廊下へ出すということになっているのです。もし、ポケットにいれていたら、電源が切ってあっても、考査不正とみなして指導の対象になります。
勤務校の生徒を信用しないわけではありませんが、その気になれば、ケイタイで答えを調べることは可能ですし、今回のようなことはやろうと思えばできるわけです。高校ですから多くて40人程度の人数ですが、 それでもこのように徹底してやっています。
実はちょっと厳しいのではないかと思っていたのですが、今回の事件が起こって、勤務校のルールは正解だったと思えるようになりました。
今の高校生はケイタイに長けていますし、ちょっと悪気を起こせば、やはり不正は可能だということが証明されましたからね。

東大の後期入試も狙われるかとの読みもありますが、さすがに後期の、あの空席の多い状況では無理でしょうが、直ぐに対策を取る必要はあるでしょう。
ただ、京大の会見などを見ても、やった者が悪いと批判ばかりで、自分たちの対策の甘さに対する反省がないように見受けられましたので、もしかすると、挑戦状をたたきつけられるかもしれません。部外者としては、不謹慎ですが、それはそれで楽しみかも。

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