2010年12月3日金曜日

『週刊東洋経済』でも、カメラ特集!

2010年12月4日号の特集が、「カメラ新世紀 モノ作りニッポン最後の砦」と表紙にありますが、「中高年から女子まで夢中! 日本のカメラ最前線」の文字。

中高年のカメラマニア(あっ!私か)がいうカメラはフィルムカメラで、若い人のカメラはケイタイ(いいとこデジカメ)なんだろうと思っていましたが、書店のカメラ雑誌のコーナーをよく見ると、最近は『女子カメラ』なんていう、女子向けのカメラ雑誌が何冊かあるんですね。
ちょうどDIMEも増刊号で、『女子DIME』なるものが出ていて、スマートフォンと並んで、カメラが特集ですし(『DIME』も特集もはスマートフォン)、『BRUTUS』も合わせるように写真特集です。

女子カメラ雑誌では、ケイタイでうまく取る方法とかが載っているんだと思っていたら、LOMOやHOLGAなどのいわゆるトイカメラが紹介されていたり、場合によっては、オリンパスペンやFUJIのクラッセなど昔のコンパクトカメラが紹介されたり、かなり本格的です。意外と、中高年のカメラマニアが見てもおもしろいですよ。

よく考えれば、「梅佳代」なんかの写真集がしばらく前に話題になっていましたね。どうも、そのへん当たりから、トイカメラ人気もあって、女性の間でカメラが人気のようなのです。
ただ、残念ながらフイルムカメラは衰退の一途をたどっています。唯一明るい話題と言えば、ポラロイドファイルムが復刻されたってことでしょうか。せっかく、女性にも人気になっているのなら、フイルムカメラも、もう少し復権して欲しいです。女性のみなさん、フィルムカメラっておもしろいですよ。

それはそうと、『週刊東洋経済』で何故今カメラなのかと思ったら、「iPhoneでここまで上手に撮れる!!」なんてページがあって、『週刊ダイヤモンド』2010年12月4日号の特集が「スマートフォン革命」ですから、つまり根底は同じなんですね。
ようは、デジカメの延長線上に、スマートフォンがあるってことなんでしょうね。

ただ、『週刊東洋経済』は、経済誌の割には結構カメラ雑誌的な部分が多くて、いつもの経済誌的硬さは、いくらか和らいでいるように思います。ただフィルムカメラの話題は、「マニア編」(!)に出てくるってのが悲しいです(笑)
でも、フィルムカメラもまんざらマニアックではないという証拠が、特集の中にありました。「カメラ女子の間で大流行?リコーGR人気の秘密・・・」というページがあるではないですか!!往年の高級コンパクトカメラ、GRシリーズはなんと昨年8月の『an.an』に出ていたというのですよ。
欲しかったんですよ、GR1。もう、関連本だけは何冊も持っていましたけど、結局高くて買えずじまいで今に至るわけですが、再注目されているってことは、中古市場に再び出回り始めているってことですか?いや、よく読むと違うようです。GRデジタルの方みたいです。でも、いいんです。リコーのカメラの良さが再び注目されているだけで。別にリコーに知り合いが居るわけではないですけど。

古くてもいいものはいいってのが、このデフレ不況の時代に再び見直されるのはかなり大事だと思います。昔のモノのほうが、モノにも可愛げがありますよね。何か今の新しいものって、可愛げがないというか、暖かみに欠けるような気がするんですよね。そう思うのは、私がどちらかというとアナログ人間だから、ってわけではないと思うんですけど。

なんせ、ここ最近の『週刊東洋経済』にしても、『週刊ダイヤモンド』にしても、円高やデフレ、不況などの問題で、人が見えない話題が多くて。でも、本来経済も人間あってのものですから、その意味では久々に人の姿が見える特集のような気がしました。











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