2010年12月10日金曜日

『週刊金曜日』2010年12月10日 827号

佐藤優氏の「佐藤優の飛耳長目」に、「再選、仲井眞知事を襲う外務省沖縄事務所の策動」というタイトルで、今後の「普天間問題」に関する、外務省の策略について語られています。

詳細はさておき、とにかく結論としては、

これから沖縄と東京の政治エリートの政治生命を賭した戦いが始まる。沖縄がこの戦いに勝つためには、完了陣営の先兵である外務省沖縄事務所の活動を徹底的に監視し、策動できなくすることだ

ということのようなので、沖縄の方たちには注意していただきたいですね。

佐藤優氏のこの記事で初めて知りましたが、外務省には沖縄担当大使というポストがあるそうで、それには主要国の大使になってもおかしくない人物が任命されるそうです。また、外務省沖縄事務所にはワシントンやモスクワの日本大使館に設置されているのと同じ高度な暗号をかけることができる通信機材と暗号の専門家が配置されているということです。

つまり、外務省は沖縄を完全に外国と同じ扱いをしているということです。それも、高度な暗号をかけるようなワシントンやモスクワのような重要な相手(対応を間違えると大問題になるという意味の重要性)であるということなのです。

ようは、沖縄との関係は一種の外交関係であり、外務省はいろいろなカードを使って圧力をかけて、自分たちのシナリオを完成させようとするのです。

これではっきりしました。やはり沖縄は日本とは別の国なのであり、沖縄の現状は日本の植民地状態なんだということが。

本当の戦いはこれからです。仲井眞知事は何があっても、一歩も譲らずに「県外移設」を貫き通さなければいけません。そのためには、沖縄の人たちががんばらないといけませんし、日本はもとより全世界にいる沖縄・琉球の遺伝子を持つ人々がその支えにならないといけません。なんでもいいです。それぞれが沖縄を思って、出来ることをすれば。
簡単に「独立」とは言いませんが、実際日本政府にそう思われているのなら、いっそのこと本当に「独立」して、米軍基地は全て日本に返還する、その思いを温めながら、私はこの問題を行く末を見守っていきたいと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿