2011年11月16日水曜日

首相訪中は南京占領の日 中国側、発言を注目

タイトルは、今日(11月16日)のTOKYO Web掲載の記事です(詳細はこちら)。

正直言って、タイミングが悪いですね。

「日中両国の国民感情が沸騰しやすい話題だけに、野田氏が不適切な発言をしたり対応を誤ったりすれば、政権運営に深い傷を負う恐れもある。

野田氏が何か発言してくれないと国民の対日感情をかえって悪化させてしまう。日本側と発言の事前調整をしっかり行う必要がある」。中国外交筋はこう指摘し、強い警戒感を示した。

そう言っても、野田さんは首相になる前にA級戦犯をめぐって問題のある発言をしている実績があるんので、(これに関するこのブログでのエントリーはこちら)、はっきり言って問題発言しそうで心配です。

前々から思っているのですが、日本の政治家にはどうして歴史研究者のブレーンがついていないのでしょうか?歴史認識をめぐる問題が、どれだけ政治的混乱を引き起こしてきたか、ちょっと振り返ればわかることなのに、要所要所で問題発言を繰り返し、日本人の歴史認識の甘さを露呈してきているのですから。

いろいろな交渉においても、歴史的な認識が必要だと思うのですが、どうも日本人はそのあたりが疎いのか、政治家の皆さんは特にその傾向が強いように感じます。歴史研究者、特に今回は近代史の研究者が、野田さんにきちんとレクチャーしてから出かけさせたほうが良いと思うのですが。

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