読み物としておもしろいことはおもしろいです。しかし、本書を通して読んでも、「政治の未来図」があまり見えないのは、私の読み方が悪いからなのでしょうか。
渡邉恒雄読売新聞主筆のインタビュー記事が最初に来ている時点で、「何かちょっと違うなぁ」と思いました。
その後来る、各論考は単独では良いものもあるのですが。「未来図」というよりもどちらかといえば、ここ20~30年の政治についてまとめました的な感じがします。その点では、御厨貴氏と松原隆一郎氏の対談「日本新党がターニングポイントだった 政党通信簿20年史(宮沢内閣から野田内閣まで)」は、なかなか良いです。
また「松下政経塾の光と影 [追跡取材]野田首相と1期生たちの分岐点」も、おもしろいですね。
ただ、やはり全体的にもう一歩つっこんだ議論が欲しいという感じがします。個人的には、少し物足りない感があります。
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