最近購入するようになったのですが、もっと早くから読むようになっていれば良かったです。
今号の特集は「フランス、幸せの新しいかたち」です。
フランスには一度行ったことがありますが、その時はルーブル美術館だけで手一杯でしたが、日本との違いを強く感じて帰ってきました。
最近、年金問題をめぐって、高校生がデモを行っていたのがニュースになっていました。「フランス革命」の国ですから、そういうのも「あり」なんだろうなぁと思っていましたが、ある意味それをうらやましく感じる部分があります。日本でも1960年代にはそうでしたが、今の日本にはそういうパワーはありませんよね。
フランスも「先進国であ」り、「低成長である」という点だけは日本と同じですが、それでも、出生率はヨーロッパでも最高レベルですし、何故か国民は「幸せ」なのです。それは何故なのかを今号は追求しています。
フランス的「大きな政府」が日本にとってモデルになるかというと、私は無理だと思います。フランスと日本では、歴史的、文化的、国民性が違いすぎると思います。アメリカ型と比べる見方がありますが、確かにヨーロッパ型の方が、アメリカ型よりは日本に当てはめることができる部分が多いとは思いますが。
部分的にお手本にしてみるということなら良いと思います。例えば「脱成長」の考えかたなどは、贅沢になってしまった日本人が反省の意味も込めて、手本にすべきだと思います。日本だって伝統的にシンプルな生活が基礎にあるのですから。ただ、やはり今号を読んで思うのは、やっぱり日本とフランスとは違いが大きいということですね。
「100の革新的ビジネスモデル」のページもおもしろかったです。多少気になるものもあって、「もしかして、いけるか?(ベンチャービジネスが立ち上げられるか?)」などと思ってしまいました。ビジネスマンの方なら、なおさらヒントになるモデルがあることでしょう。
「行動経済学でわかる「幸福の法則」」もためになります。行動経済学は、最近ちょっと注目されていますから、このページを読んで、他の行動経済学の入門書にいってみると良いと思います。なお、本号のページは、ダン・アリエリー著『不合理だからすべてがうまくいく』(早川書房)の抜粋だそうなので、それを読んでみるもの良いでしょう。
なお、5周年特大号ということで、特別付録としてフランス・パリの「究極のビストロガイド」と、フランス語国営放送「TV5MONDE」の無料視聴パスワードが付いています。「TV5MONDE」はインターネット経由で視聴できます。画像もきれいですし、日本語の字幕は出るし、番組もドキュメンタリーが多くてなかなかおもしろいです。パスワードの使用期限は12月31日までですが、今からならまだたっぷり見れますから、オススメですよ。
★楽天ブックスで購入される場合には、こちらからどうぞ。★ |
★楽天ブックスで購入される場合には、こちらからどうぞ。★ |
0 件のコメント:
コメントを投稿