2011年5月24日火曜日

良心的な研究者たちの声☆参議院の参考人質疑

知り合いがメールしてきたものですが、多くの方に観ていただきたいので、今日はそのメールをそのまま掲載します。

もうご存知の方も多いと思いますが、 昨日(5月23日)、参議院の参考人質疑で、 良心的な研究者たちの声が国会に届けられました。 

小出裕章氏の情報サイトに動画、テキストがまとめられています。↓ http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/23/sangiin-may23/ その様子を友人がレポートしてくれましたので、 転送させていただきます。 ご覧いただけるとうれしいです! 

①今日、午後からの参議院でのネット中継、途中からですが見ました!非情に関心が高いらしく、ア クセスが集中し、一時、炎上してストップしてしまいました。 
質疑のところで、中山さん(拉致問題担当されたぶりっ子のおばさま)が、「福島原発は収束できる のでしょうか?」と小出さんに聞かれたとき、ネットが炎上しました(わたしも心底、そこが一番聞 きたい!) 
小出さんが力を込められた、「今は、事故の検証とか何より、福島原発を安定冷却すること、これに 全てを集中すること」に、わたしも全く同感。これができなければ復興への努力などむなしいものに 。(それと同時に「第2のフクシマ」をつくってはいけない。-日本は活断層活発期に入ったそうで すーつまり、日本中どこでも起こりうることを想定しなければならない)
 今回、これまで、異議申し立てをしてもアウトサイダーからのノイズとして排除されてきた良心的専 門家が集められてことに、まず事態の深刻さを感じますが、参議院行政監視委員会が一応「良識の府 」としての役割を担おうとしていることに敬意を感じました。

 原子炉の専門家の立場で小出さん、 技術者として後藤さん、 地震の専門家の石橋さん、 経営者として孫さん、 それぞれ本当に心にしみる発言でした。(小出さんがあの年齢で、助教。後藤さんが非常勤という肩 書きからも彼等がおかれてきた立場が見えてくるような)。
 地震の専門家からみても、浜岡の危険性はダントツで、「地雷原の上でカーニバルをやっているよう なもの・・・」と表現されていました。地震列島の上に原発を54基もつくっているので日本中どこ も危険だけれど、その次は若狭湾だと思う、とも。 
小出さんは、福島からどれくらいの放射能が出たか?という質問に、データーが明示されないので分 からないが推定して10パーセント放出されたと。福島の3基だけで、広島原爆のウラン800グラ ムに対して年間1トンだから、その1000発、2000発分が福島にある、とのこと。改めて戦慄 します。
 孫さんは、東日本ソーラーベルトなど、使われていない土地に太陽パネル設置をするなど代替エネル ギーを具体的に提案されています。が、シビアなことも言われて、東京で測ると彼の持つ線量計では 、政府発表の2倍の放射線量だと。それは、政府がガンマ線のみの数値しか公表していないことに気 がついた、と(アルファ線・ベータ線が抜けているのでは?とのこと)。
また、問題は大気中から受 ける外部被曝ではなく、内部被曝こそ影響が大であること。福島の子どもたちの20ミリs-ベルト は見直して欲しいなど、とっても重要なことを、それぞれソフトな語り口で誠意を持って発言されて いました。

あっというまに時間がきて予定時間を15分ほどオーバーして終わりました。 以下からアクセスできますので、まだの方はぜひご覧ください。ぜひ、友人へも紹介してください。 ごく普通の日本人はテレビと新聞だけですから、みんな放射能や原発の本当のシビアさをまだ痛感し ていない。これが、怖いです。
 <参議院インターネット審議中継> > http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

②『福島原発メルトダウン』緊急出版 朝日新書740円 福島原発事故をうけて緊急に執筆した広瀬隆さんの本が今日、届きました。残念ながら、事故以来広 瀬さんのずっと指摘されてきた最悪のケースを歩んいるようです。広瀬さんのいうことは怖いので、 いつも話半分に聞いているのですが・・・ 30歳以下の若者たち、女性、子どもは少なくとも250キロより外、できたらモンスーン気候なの で風向きから、西日本へ移住させ、中高年は、福島産の食べ物を買って支えるべき、とも。 5章では、全機停止した浜岡原発ですが、廃炉にしないといけない危険性を1章あてて述べています 。 終章では、夏に向けて政府もテレビも節電の一大キャンペーンをやっていますが、原発がなくても火 力と天然ガスをフル稼働すれば今すずやっていけるとのこと。まだ、原発肯定者が多いのは、原発が 30パーセントを占めているというキャンペーンが人々の頭にあるからでしょう。 わたしもこの間、節電に協力しようとする従順な国民性は、戦争中の「贅沢は敵だ」式の歴史の繰り 返しを見ているようです。 この本がより多くの日本人に読まれることが大切だと思います。ぜひ、みなさんも手に入れてくださ い。アマゾンで3日で届きました。グループでまわし読みしてもいいので、読む価値はあると思いま す。今後の日本のために。 

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