昨日の中電による浜岡原発停止決断を受けて、今日5月10日の各紙の社説は、当然のことながらこの問題について述べています。
浜岡原発の停止が現実になるに及び、基本的には各紙が懸念しているのは電力不足とそれによる経済への打撃です。ただ、その懸念は当たり前であって、むしろそれをどうするかの新しいアイデアが欲しいところですね。
原発そのものの安全性に注目しているのは、朝日と中日です。この見方には賛成です。特に津波対策だけで本当に安全なのかという問いは大切だと思います。
私自身は、とにかく「廃炉」にもっていくことが大事だと思いますし、浜岡だけではなく、他の原発についても検討するべきだと考えます。
ですから、朝日新聞に出ている「京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、定期検査の終了予定を過ぎてもなお、営業運転再開を延期している原発が7基にのぼっている。安全対策や地元の理解が求められているためだ。今夏までに6基が定検に入り、再開できない状態が続けば全国にある商用原子炉54基のうち42基が止まる事態になり得る。」(詳細はこちら)という状況は、好ましい状況だと思っています。
確かに電力不足の問題はありますが、これを機に生活を転換するくらいの思いが無いと、これからの日本は世界でもやっていけないのではないかと思っていますので、ある意味受け入れるべき状況だと思っています。(日経、読売、毎日、産経の各社説はこちらからどうぞ)
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