2011年5月8日日曜日

浜岡原発停止要請に対する反応(新聞記事より)

今日5月8日のCHUNICHI Webに、中日新聞が行った中部電力の供給エリアと重なる愛知と岐阜、三重、静岡、長野の5県40人へのアンケートの結果が出ています。(詳細はこちら)。
ほとんど時間がない中でのアンケート結果のため母数が少ないですが、「廃炉」賛成は約半分です。その結果電気料値上げを認めるのは約6割ですから、大方は今回の政府の判断を容認しているとみてもよいのかと思います。


一方、地元の声も今日の中日新聞には出ています(詳細はこちら)。
浜岡原発のある御前崎市は、平成の大合併で浜岡町と御前崎町が合併して誕生しました。従って、もともと「原発の街」と呼べる地元は旧浜岡町の地域になります。浜岡原発一号機を誘致した当時、浜岡町は純粋な農村地域で、東海道線から離れた地域のため取り残された感があり、決して豊かとは言えない土地でした。ですから、原発を誘致したのです。その後の町の発展ぶりは目覚しいものでした。原発を誘致したおかげで、病院ができ、文化会館や図書館、市民プールができ、上下水道も完備され、近隣の市町村の住民から見ると、とても羨ましい生活環境でした。それもすべて「原発のおかげ」だったのですから、記事にあるような、地元の複雑な反応は当然なのです。


中電は結論を持ち越したとはいえ、拒否できないとの判断が強いのでしょうね。その証拠に、三田敏雄会長が火力発電の燃料の液化天然ガス(LNG)を追加調達するため、中東のカタールに向かったようです(詳細はこちら)。


またこちらの会社のトップは、菅首相の判断を評価しているようです(詳細はこちら)。この方がこう言っているのですから、やはり中電としてはイヤとは言えない状況なんでしょうね。
東海地区の某自動車会社の反応が気になるところですが、この方のこの発言は、浜岡原発の停止を望んでいる人間にとっては頼もしいですね。


しかし、中電から電気の供給を受けている地域の人々の節電への努力は期待したいところですね。私は個人的にはエアコンの冷気が苦手なので、日中はエアコン無しでも気になりませんので、それほど心配していませんが、節電にこころがけるように今から家族や職場での実行について考えたいと思います。

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