2012年10月7日日曜日

大学入試改革 教育の質転換に生かせ

タイトルは、10月1日の毎日jp掲載の社説です(詳細はこちら)。

文部科学相の諮問を受けて、中央教育審議会が大学入試の改革を審議し始めた。なぜもっと早く、の感もあるが、密度の高い議論で、難題を先送りにしない、実効性のある結論を強く望みたい

まさにそのとおりだと思います。
今回の諮問は「大学入学者選抜の改善をはじめとする高校教育と大学教育の円滑な接続、連携強化の方策」を求めている。「中」の入試を変えることによって「前」の高校も「後」の大学も教育の質やつながりを高めようというのである。
 平たく言えば、入試が大学の教育にふさわしい力を高校生に求め、そうしてつけた力が大学教育に直結するという構図である。

進学を目指す普通科高校は、仮に各高校でどのような教育目標を掲げていても、実際は入試を一つの目標、つまり大学入試に受かるレベルの学力を身に付けさせることを目標としていくわけですから、入試がどのようなものを求めているかが、高校で身に付ける学力の目安になるわけです。
その意味で、今回の中教審がどのような答申を出すのかが、教育改革の大切なポイントになるわけです。

そうした改善に加えて必要なのは、進学後の「厳しさ」ではないか。基礎的な学力を認められた者は受け入れ、成長期に適した集中的指導や能力伸長を図り、卒業を「狭き門」にすることだ。

ここで述べているのは欧米的な大学の在り方を目指しているようですが、欧米各国から来る学生よりは、アジア各国から日本に来るような学生の方が優秀だと思います。もはや欧米をお手本とする必要はないと思います。
大切なのはアジア各国の優秀な学生らと互角に戦える日本人学生を作り出す必要があるのではないでしょうか。そう考えると、大学進学後だけではなく、高校卒業レベルも厳しくする方が、アジアの優秀な学生達と戦えるのではないかと思うのですが。

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