2011年6月30日木曜日

避難場所として学校整備を 文科省検討会が報告書案

今日(6月30日)、中日新聞でタイトルの記事を見て、文部科学省のHPを見たら、東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の整備に関する検討会(第1回) 議事要旨」が出ていましたので、読んでみました。

その中には、「地方においては、災害時に逃げ込めるRC造の建物は学校くらいしかない場合が多い。そのため、学校の役割としては文教施設としての側面だけでなく、地域の防災拠点としての側面も強い。」という意見がありますが、これはもっともだと思います。
今年度、勤務校で行った地域の方との防災会議の席上でも、地域の方から同様の発言がありましたし、津波の時のことを考えれば、3~4階建ての丈夫な建物は、勤務校の近くには他にありませんから、地域における防災拠点としての整備は必要だと思っていますので、この認識は正しいと思います。
洪水・暴雨災害も検討の対象とするべきではないか。」という意見も同様です。

断熱・日射遮蔽、通風性能などのエコスクールの整備水準を上げることによって、平常時の学習環境が向上するとともに、災害時の電力・燃料不足時にも高齢者・乳幼児などの弱者の健康被害軽減にも寄与する。
普通教室へのエアコンの設置だけでなく、屋根の断熱や、日射遮蔽、通風対策も合わせて強化することによって節電効果も期待できる。
学校のような建物は、どうしても夏暑く、冬寒い構造になっていますので、最近高校などでは普通教室にもエアコンをいれているところも増えていますが(勤務校は普通教室には入っていません)、今年の夏は、節電で使えていないでしょう。そうなると、なおさら平常時のことも考えて、「屋根の断熱や、日射遮蔽、通風対策」は検討すべきだと思います

そうは言っても、公立学校は単独では何も出来ませんから、防災の機能を担っていくのであれば、防災部局と教育委員会が連携してその整備を進めていくことが重要。」ということを、しっかりと踏まえていく必要がありますね。


2011年6月29日水曜日

玄海原発「再開、国が責任持つ」

今日(6月29日)の話なのですが、もう言葉も出ません。

責任って、何を、どう責任をもつってことなんでしょう?

浜岡との違いを、「玄海原発では横揺れはあるかもしれないが、津波が起こる可能性は低い。そこが大きな違いだ」と海江田経産相は述べたということですが、問題となるのは津波だけではないのに・・・・・。


やはり金が動いているんでしょうね。いい加減にして欲しいです。


菅首相は、「解散総選挙」なんていう手段も匂わしているとの一部報道もありますが、ぜひやって欲しいですね。菅おろしやったり、原発を甘く見ていたりする国会議員は、もう当選させないようして、入れ替えてしまわないとダメですよ。

2011年6月28日火曜日

デジタル読解力に関する新たなPISA調査結果の発表

今日(6月28日)、OECDからタイトルの結果が発表されました(詳細はこちらのOECDのページで)。

コンピューターとインターネットの学習目的での使用に関するテストということで、「16のOECD加盟国(オーストラリア、オーストリア、ベルギー、チリ、デンマーク、フランス、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、日本、韓国、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スウェーデン)と3つの非加盟国・地域(コロンビア、香港、マカオ)が参加」したということです。


おもしろいのは、「全ての国で女子の成績は男子を上回っていました、しかし、その差はプリント読解力と比較すると小さく、デジタル読解力では女子が平均で24点男子を上回ったのに対し、プリント読解力では39点」という、ペーパーにプリントされたものを読むこととの差に関するものです。
読解力では女子が強いが、男子はデジタルに強いという点で、読解力の差を埋めるというのが、興味深いです。


なお、一位は韓国で、これはなんとなく納得ですね。ソウルなどには、町のアチラコチラでインターネットが使えるところがありますから、日本より進んでいる印象を持っていましたし、事実そうだったということですから。


肝心の日本は4位だそうです(詳細はこちら)。この記事に、文部科学省の、「小中学校の新学習指導要領で情報教育の充実を盛り込んでおり、今後、能力の向上が期待できる」とするコメントが出ています。
確かに、最近小学校2年生の娘が学校でノートパソコンを使ったという話を聞いてびっくりしていたのですが、このくらいの年令からコンピューターを触っていれば、それなりにはなるだろうと思います。まぁ、ウチの娘は、コンピューターはゲームの道具だと思っているフシがありますが(^_^;)

2011年6月27日月曜日

『腹いっぱい食べる楽々痩せる「満腹ダイエット」』

「糖質」を控えるだけ!

本書の帯には、こう書かれています。

しばらく前に、「炭水化物ダイエット」というのが話題になりましたが、それに似ていると思います。
炭水化物は基本的には糖質が主ですから、糖質を控えるということは、実際には主食となるごはんやパンなどを食べないということになるわけです。

本書はかなりわかりやすいですし、やることも明確で、病院での実績を元に記されているので、なによりも安心できる気がします。

で、実は私、これで本当に痩せました。正しくは、本書を読む前に、今から3カ月前くらいからでしょうか、いわゆる「炭水化物ダイエット」のつもりで、夜、ご飯の類を基本的に食べないようにしたんです。
そのかわりおかずは普通に食べます。多少意識して、野菜を多くするように妻に頼んでいますが、家族とほとんど同じものを食べています。
はじめの頃は、なんとなく物足りない感じがしましたが、しばらくすると慣れました。

そして、10日ほどで2キロほど落ち、それからどんどん落ちて、結局今は10キロ落ました。とくに体調不良ということもなく、リバウンドもなく、元気です。

何で痩せることができたのか、ちょうど本屋さんで見つけた本書を読んだら、まさにそこに書いてあるとおりのことを自分がしていたことがわかったのです。

当然個人差がありますが、私はうまくいきました。これからも、続けていくつもりです。

興味があるかたは、一度手にとって見てください。


『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」  肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる!』 江部康二 ソフトバンク新書164 2011年6月



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2011年6月26日日曜日

日本から世界遺産登録が相次ぐ

6月24日には自然遺産に小笠原諸島、25日には文化遺産に平泉と、世界遺産への登録決定が続きました(こちらに、小笠原諸島平泉の登録に関する時事ドットコムの記事へのリンクを貼っておきます)。

このニュースがちょうど週末に重なったため、テレビでもかなり取り上げられていますね。

平泉は、奥州藤原氏の拠点として、また国宝中尊寺金色堂について、高校日本史の教科書に出てきますし、古典の授業でも松尾芭蕉の『奥の細道』をやれば、たいがい触れる場所です。「夏草や兵どもが夢の跡」の句は、多くの方がご存知でしょう。

震災からの復興に、少しでもプラスになることが期待されますね。

2011年6月23日木曜日

66年目の沖縄「慰霊の日」

今日(6月23日)は沖縄「慰霊の日」です。

普天間基地の問題など、言いたいことは山ほどありますが、今日はあえて書きません。それが私なりのこのブログでの鎮魂の表現です。

そのかわり、「沖縄タイムス」から追悼式の記事社説を、「琉球新報」からは、菅首相の挨拶趣旨仲井真知事の平和宣言趣旨社説へのリンクを貼っておきます。

2011年6月22日水曜日

ペットボトル症候群

今日(6月22日)は、全国的に暑い一日だったようですね。
このような日には、冷えたペットボトルの清涼飲料水が美味しく感じますが、要注意です。

私のクラスに、最近急に激やせした生徒がいまして、学校の検尿検査で糖が出ていましたので、病院に行ってもらったところ、ペットボトル症候群と言われたそうです。


ペットボトル症候群という名称は俗称でして、正式には「ソフトドリンクケトーシス」と言うそうですが、早い話が、ペットボトルの甘い清涼飲料水の飲み過ぎによる、急性の糖尿病なのだそうです(詳しくは、こちらのウィキペディアでご確認ください)。


その生徒は運動部に所属していますので、もしかすると部活動の時にスポーツドリンクなどをたくさん飲んでいたのかもしれません。


今年の夏は、「節電!節電!」と騒がれていますので、よけい冷たいソフトドリンクを飲むことが多くなるかも知れませんが、飲むならば、糖分の入っていないものの方が良いですね。

2011年6月21日火曜日

「未来への翼」中学生20人ドイツ派遣へ 福島・飯舘村

タイトルは、今日(6月21日)のasahi.comの記事です(詳細はこちら)。

飯舘村と言えば、今回の「フクシマ」で全村移転を余儀なくされたわけですが、そんな中でこのような事業をやるなんて、この村はなんて素敵なんでしょう。
現代版「米百俵」ですね(米百俵についてご存じない方は、こちらからウィキペディアに飛んでみてください)。
それも、行き先がドイツなんて、素晴らしいですね。
今回ドイツに行く子どもたちは、プレッシャーをかけるわけではないですが、ある意味、日本国民の期待を背負っていくことになるんでしょうね。ぜひ、有意義なものにしてもらいたいですね。

2011年6月20日月曜日

万里の長城、全長が“延びた” 明代前の遺構調査で

タイトルは、今日(6月20日)のCHUNICHI Webの記事です(詳細はこちら)。

いゃ~、さすが中国4000年の歴史ですね。

日本列島の全長が約3000キロメートルと言いますから、その七倍もあるとは。

人間の凄さに驚くとともに、このような文化財は長く後世に残したいものですね。

いつかチャンスがあれば、「万里の長城」見てみたいです。

2011年6月19日日曜日

仁徳陵、上から「かぎ穴」見たい…気球案浮上中

タイトルは、今日(6月19日)のYOMIURI ONLINEの記事です(詳細はこちら)。

個人的にも見てみたいです。

教科書などでも、そのカタチを知るために航空写真が使われているわけですので、ある意味カギ穴状のカタチをしているということはおなじみなのでしょうが、確かに現地に行って見ると、あまりにも大きすぎてなんだかよくわからないというのが現実でしょう。

文化財に対する理解を深めるためにも、実際に教科書で見たとおりの形であることを現地で実感できるのは良いことだと思います。

外国からの観光客を呼び込むためにも、ぜひ実現すると良いですね。

2011年6月18日土曜日

岡山市千足古墳の石障、搬出へ

国史跡の5世紀の古墳である岡山市の千足古墳の仕切り石である石障の表面に描かれていた直弧文装飾の劣化が激しくなり、保存のために搬出することになったという記事が、今日(6月18日)の日経新聞に出ていました。

キトラ古墳、高松塚古墳に続く石室装飾の搬出ですが、千足古墳は石室内に水が溜まっており、石障が水没していたため、そのままの状態で保存してあったわけですが、どうもそれが逆に石室の表面を痛める結果になってしまったようです。

基本的には、水中にあるものは状態が安定していると考えられるため、痛みが少ないとするのが一般的です。しかし、今回の件では、石室であることがポイントだったようです。キトラや高松塚も同様なのですが、石室の保存はかなり難しいのです。乾燥しすぎるとひび割れが起きたりしますからダメですし、今回の件から、水没状態も必ずしも良いわけではないということがわかりましたので、絶妙な状態に保たなければならないということなのです。

そもそも、きっちりと閉じられた状態の石室ならば、開けない限り環境の変化が起こりにくいので、内部の状態は比較的安定しているわけですが、一度開いてしまえば、急速に内部の環境は変化していくために、石室内の状態が大きく変化してしまうわけです。ですから、全てのものとは言わないまでも、やはりここ百年くらいの間に環境が変化してしまったものは、現地で保存するのは難しいのかも知れません。千年以上も前にすでに石室が開いている状態で残っているものは、開いている状態で安定してきたわけですから問題ないと考えることができると思うのですが、近代以降に開いたものに関しては、その時点から徐々に劣化が進んでいると考えておいた方が良いでしょう。

それでも、現地で保存できるものは極力保存し、厳しいと思われるものは躊躇なく搬出して保存すべきなのかもしれません。失われてしまえば元も子もないわけです。搬出して保存処理をし、戻せるならば戻す、今の科学では無理ならば、今後の科学の進歩に期待するしかないのではないでしょうか?何がなんでも現地保存としてしまうと、せっかくの人類の財産をみすみす失うことになってしまっては意味がありませんから。

判断が難しいですが、私としては文化財を失わないようにすることの方が、現地保存よりも優先すべきだと思います。

2011年6月17日金曜日

『COURRiER Japon』vol.080 JULY 2011

池上彰責任編集のクーリエ・ジャポン7月号です。ミドリの表紙で、「池上彰さん、原子力の問題や電力不足が気になります。これからのエネルギー事情をわかりやすく解説してください!」って書いてあって、見たままの特集です。

中身は、3月まで池上彰さんが担当されていた某テレビ番組みたいな感じです。書店に並んでいる池上彰さんの他の書籍もみんな感じが似ているのですが。う~ん、池上彰さんが関わると、どうしてこんな感じになってしまうんでしょう?まぁ、ある意味これが池上彰さんの一つのカタチなのかも知れませんが。

ただ、確かに分かりやすいと思います。高校の現代社会とかの副教材として使える感じです。

もうひとつ、「Courrier bis」に出ているイェール大学元教授ウィリアム・デレズヴィッツの講演「孤独とリーダーシップ」が良いですね。

「真のリーダーシップ」とは、自分で考え、信念に従って行動できることです。

自分で考えるということは、自分を見つけることであり、自分の現実を見つけることです。

それほど長い文章ではないのですが、じっくりと読んで噛み締めたい言葉ばかりです。



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2011年6月16日木曜日

『近現代日本を史料で読む』

タイトル通りの書籍です。史料といっても日記ですが、近現代の主要な日記は網羅されているので、近現代を学ぼうとする人にとっては、大変良いガイドだと思います。本書をもとに、紹介されている日記史料や参考文献にあたれば、近現代史を学ぶことができます。

紹介されている日記は、戦争時代のものが多いように感じますが、編著者である御厨貴氏の仕事が、その時代のものが多いことを考えると仕方ないですが、できれば明治・大正期の日記についての記述がもう少し欲しいかなぁと思います。

一番はじめに出てくるのが、『大久保利通日記』なのですが、学生時代にまさにこれを頼りに勉強していたことを思い出します。いまだに、『大久保利通日記』のコピーのファイルが本棚に置いてあったりします。

レファレンスブックとしても使える本ですので、直ぐ手の届くところに置いておきたいと思います。

『近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで』
御厨 貴編著 中公新書2107 2011年4月 本体880円+税



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2011年6月15日水曜日

原発と民意―決めよう、自分たちで

タイトルは、今日(6月15日)の朝日新聞の社説です(詳細はこちら)。

私たちの将来を決める選択なのだから「お上任せ」「政治しだい」でいいはずがない。国民がみずからエネルギーを選び、結果の責任も引き受けていこう。


だが何より大事なのは、やっと声をあげ始めた私たち有権者がもっと議論を重ね、もっと発言していくことだ。


まさに、この主張のとおりだと思います。その意味では、私自身もこの程度の拙いブログですが、多少なりとも情報を発信しているのも、意味のあることなのではないかと思っています。


イタリアの決断は、同じ地震国として、日本でもその意義を議論することは必要だと思います。今回の結果は、イタリアの国内事情もあるとはいえ、その判断には震多発国という事情が反映していることは間違いないのですから。


ドイツは日本とは自然の事情が異なっているので、同じ発想は出来ません。ただしドイツは日本と同じ第二次世界大戦の敗戦国です(イタリアは敗戦後、連合国側で参戦して結果的に戦勝国になっているので、この点では日本とは違います)。その後の戦争に対する考えかたが日本とかなり違いますが、戦争に対する反省のあり方としては、ドイツに見習うべきだと思っている私としては、原発に関する判断も、ある程度参考にするべきだと思っています(この問題に関する、中日社説日経社説のリンクをこちらに貼っておきます)。

2011年6月14日火曜日

『週刊金曜日』2011年6月10日 850号

特集は「放射能と食」ですが、これを読むと、かなり厳しい状況のようで、気分が落ち込みますので、他の話題を。

今週の一番は、高嶋伸欣氏の「「君が代」起立・斉唱の強制は合憲?!」の記事です。サブタイトルに「未熟な最高裁判決の論理と根拠」とあるのを見れば、どのような傾向の記事なのか分ると思いますが、ぜひ多くの方に読んでもらいたい記事です。最高裁の裁判官こそ、一番読んで欲しいですが。

雑誌つながりで、他の雑誌の話ですが、今週の『週刊ダイヤモンド』はドラッカー特集ですね。ドラッカーというだけで、何故か購入したくなるのは私だけでしょうか?
特集タイトルは「【エッセンシャル版】ドラッカー」ですが、本家『エッセンシャル版 マネジメント』はまだ積ん読状態な私です。

まだ細かく読んでいませんが、気になるのは「誌上講義 教育」「子どもを育てるための9か条」ですね。しっかり読んだら、またコメントするかもしれませんが、とりあえず紹介しておきます。



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2011年6月13日月曜日

6月11日実施の「菜の花パレードはまおか」YouTube動画 英語バージョン

今日(6月13日)は、6月11日に実施された「菜の花パレードはまおか」の様子を写したYouTube動画を知り合いが送ってきてくれましたので、それを以下にそのまま転載します。


これからの運動は、世界とつながらなくては・・・との思いから、
昨日の静岡での「パレードはまおか」のYouTube動画に英語の字幕をつけてみました☆
 
 
この動画を、国外のご友人に転送していただければ、とてもうれしく思います!!!
              ↓
 
the second NANOHANA (Field Mustard Flower) Parade for Hamaoka Shizuoka City,
June 11, 2011
http://www.youtube.com/watch?v=lY7YyEJV3ic
 
 
 
なお、今後は、英語だけでなく、スペイン語・中国語などへの翻訳も試みたいです。

2011年6月12日日曜日

今日(6月12日)の毎日新聞より

今日(6月12日)の毎日jpより、気になった記事を2つ取り上げます。

一つ目は、昨日エントリーした学校の防災に関連するもので、「学校の緊急連絡:震災時、有効な方法は」という記事です

勤務校も、メールの一斉配信で保護者向けの様々な連絡をしています。ただ、記事にもあるように、いざという時には必ずしも有効な手段ではないようです。
電話もいざという時にはダメなのはわかっていますし、FAXに関しては生徒の各家庭にあるのかどうかわかりません。
ツイッターが良かったという情報は多いですが、学校として登録してあるわけではないので、検討する必要があるでしょう。
記事にもあるように、複数の連絡方法を確保して置かなければならないのは事実ですね。

二つ目は、「古地図に関心 液状化で閲覧急増、自宅の地盤確認」という千葉県での話題です。
これは、たまたま千葉県ですが、他の地域でも同様の動きはあるのではないでしょうか。
明治時代に陸軍測量部がつくった地図が、どの地域にもありますので、地盤確認のために閲覧するのならば、これが一番簡単です。
私自身は、明治期から昭和初期辺りのことについて記述することが多いですので、この時代の地図はよく見ますが、確かに「あぁ、昔はこのへんはこんな感じだったんだ」という発見は数えられないくらいあります。ただ、古い地図を見るだけでも楽しいですよ。
学校などでも、昔のことを調べたりする授業があるでしょうから、古い地図を使った見ると、子どもたちがかなり乗ってくるのではないかと思います。ただ、そう思っていても高校では教科書を進めるのに精一杯で、そんな余裕はないのですが・・・・・。反省します。

2011年6月11日土曜日

学校の防災機能 子供と地域住民の命守る砦に

タイトルは、今日(6月11日)の読売新聞社説です(詳細はこちら)。

静岡県は、東海地震の関係で、ほとんどの学校で耐震工事がされていますので、おそらく校舎は安全でしょう。さらに、3~4階建ての建物が多いですので、津波にも強いと思います。
ただ、体育館の天井の落下とか、ガラスの破損などはありそうです。

多くの学校では、体育館が避難所になっていると思いますので、体育館の天井や電灯などの対策は必要なのではないかと思います。

また学校のような建物は夏暑く、冬寒いので、今後はそのあたりの対策を考えていかないといけないでしょう。

社説にもあるようにバリアフリーも問題だと思います。

そう考えると、まだまだ問題点は多いですが、根本的に大切なのは、これからの学校を「地域の防災拠点としての学校」として位置づけるということを明確にしていくことだと思います。
現状では、学校側は子どもたちのことだけしか考えていませんが、最初に書いたように建物としての耐震性は高いですし、場所にもよりますが、津波にも強いと思われますので、これを活かさない手はありません。防災拠点として学校を位置づけるということで関係各者の話し合いを進めていくことを急がないといけないと思います。

2011年6月10日金曜日

作家の村上春樹氏、スペインのカタルーニャ国際賞受賞

その受賞にさいし、スピーチを行っていますが、その全文が毎日jpにアップされていましたので、リンクを張っておきます(こちら)。

リンク先はスピーチの(上)ですが、一番最後に(下)へのリンクがありますので、引き続きそちらもご覧になっていただきたいです。
それというのも、私が気になっている部分はそちらにあるからです。原発にたいしての考えかたとして、賛同できる言葉があります。私のこのブログに来られる方ならば、毎日jpで直接スピーチ原稿の全文をご覧になられるでしょうが、もしご覧になっていなければ、このページのリンクから飛んで、読んでみて下さい。

2011年6月9日木曜日

『週刊金曜日』2011年6月3日 849号

今週号も原発問題を引き続き取り上げていますが、私の興味関心としては、まず一つ目は「金曜アンテナ」の大阪府の君が代起立・斉唱条例案の提出にかんするものです。

橋下知事の手法をヒトラーになぞらえているのは少し行き過ぎかなと思いますが、ただ排外主義者との関連が指摘されているのを見ると、少し恐ろしい気がします。ここでまたナチスになぞらえているのは、これを書いた人がよほど橋下知事のやり方に不満を持っているのか、などと思ってしまいますが、しかし警戒しなければいけないかなという気はします。

二つ目は、被災地での女性の問題についてのものです。避難所運営に女性の視点がないという指摘に、納得してしまいました。
自分は職場で防災担当なので、避難所運営に関する会議に出るのですが、そこにいるのは自治会長や町内会長さんたちなのですが、たいていは男性なんですよね。女性がそのような場所に出てくるのを見たことがないという事実を考えると、確かに女性に対する配慮が足りない避難所運営になってしまうでしょう。
いざという時には、女性の声を積極的に聞いて運営をしていけば、おそらく男性にとっても配慮が行き届いた避難所運営になるものと思います。

三つ目は、先週号に続き田中優子責任編集の「受け継がれる沖縄」の記事が出ていますが、田中優子氏と新川明氏、川満信一氏の鼎談は良い話をしてくれています。
また新川明氏が語る「大切なものは足下にある」を受けた内原英聡氏の「風水に根ざして生きること」も考えさせられる記事です。

「地に根ざして生きる」ことの大切さは、沖縄だけではなく、世界中全ての人に言えるのではないかと思っています。特に東日本大震災で被害を受けた日本は、改めて「地に根ざして生きる」ことを再認識する必要があるのではないかと思います。
人間は文字通り「地」に足をつけて生きていかなければダメだと思うのです。我々はそれを忘れているのではないでしょうか。

2011年6月8日水曜日

脱原発へのドイツの決断

ドイツのメルケル政権が二〇二二年までの原発全廃を閣議決定したとのニュースが流れています。それを受けて、今日(6月8日)の朝日新聞中日新聞の社説は、これがテーマです。


どちらも、ドイツの決断を大変重要なものと受けとめ、その事実を日本は重く受け止めなければならないと述べています。


本来、ドイツのような決断は、今回これほどの大事故を起こした日本こそ、先に決断すべきことだと思います。正直時間はかかるでしょう。しかし、ドイツに先を越されたとはいえ、ドイツに続いて、日本も「脱原発」を決断すべきです。

2011年6月7日火曜日

今日の新聞より(教育の話題)

今日(6月7日)の新聞記事から、教育に関する話題を2つ取り上げます。

一つ目は、「高校中退者の78%「高卒資格は必要」 内閣府調査」という記事です。


高校中退者の78%が「高卒資格は必要」と考えいますが、実際に高校などに再入学している約30%しかいないということです。
7割近くが将来に不安を感じているようですが、このご時世ですからそれも当然でしょうね。
36%が正社員として働くことを望んでいるようですが、実際に正社員は10%ですから、なおさら高校卒業が必要だと痛感するのでしょう。


高校を中退するにはいろいろな理由があると思います。ですから、中退するのは仕方がないと思っています。しかし、私はできるだけ次のことを考えて中退する方向に向かうように、話をしています。当然うまくいかず落ち込むこともあります。しかし、今は人生80年時代ですから、本人がその気になりさえすれば、いつでも学ぶことは可能だと思いますし、その方法もいろいろあります。
諦めなければなんとかなりますし、そのようなことは教育に関わっている人に聞くのが一番ですし、そのようなことを教えてもらえるところは多いですので、相談してみるといいでしょう。


二つ目は、「本当の「マンガ博士」誕生へ…京都精華大」という記事です。


いろいろな事が学べる時代になったものです。
私はマンガは読まない人なのですが、しかしマンガは今や子どもだけのものではなく、りっぱな文化ですし、あくまでも表現方法がマンガというだけで、そこには哲学や思想も表現されていますから、十分学問対象になることは理解しています。
実際にどんな人が学部のか知りたいですし、ドクターですから、それは何かしらの形で社会に還元されるわけですし、どんな風になるのか今後に期待したいところですね。



2011年6月6日月曜日

今日の新聞より(歴史の話題)

今日(6月6日)の新聞から、歴史に関する話題を2つ紹介します(二つとも、YOMIURI ONLINEです)。

一つ目は、「派手だった信長像、秀吉が地味に?調査で判明という記事です。


京都・大徳寺所蔵の「織田信長像」はそれほどメジャーではないにしろ、いくつか知られている信長を描いたもののひとつです。


裏側の最初の絵が真実に近いということでしょう。両腕の小袖の色が違うというのは、派手ごのみで知られる信長らしいと言えるでしょうね。その色が萌葱色と薄茶色なんですから、かなりおしゃれですね。かなり目立つ感じですから、それを秀吉が地味に書きなおさせたという可能性があるのも、納得できる感じがします。


二つ目は、「神社の床下に砲弾6個…武運長久祈り奉納かという記事です。


牧之原市とは、旧榛原町と旧相良町が合併して2005年10月11日にできた市ですので、旧榛原町の神社か、旧相良町の神社かはわかりませんが、清掃作業中に社殿の床下などから見つかったというんですから、深く埋まっていたとか言う感じでもないでしょうから、よく今まで発見されなかったものだなぁと思います。


武運長久のための奉納という行動自体は理解できる行為ですが、個人的には時代などのもう少し詳しい情報が知りたいです。多分砲弾を見れば分ると思うのですが・・・・・。
この奉納を裏付ける文献資料が地元にないですかねぇ?調べると面白いかも知れません。


歴史とは過去の出来事ですが、このように新しい発見があって、常に変化していくものなのです。それが歴史の醍醐味なんだと思っています。



2011年6月5日日曜日

静岡空港が4日、開港2周年

昨日(6月4日)、記念式典が行なわれ、様々なイベントが行なわれたようです(詳細はこちら)。

ただ、利用者数は1年目の約63万人から2年目は約51万人に減っています。しかし、川勝知事は「3年目の目標は70万人」と式典で述べたようです(詳細はこちらのYOMIURI ONLINEで)。


現在、空港の国内就航先は札幌、福岡、熊本、鹿児島、沖縄の5カ所ですが、8月からはフジドリームエアラインズ(FDA)が熊本線から撤退し、計6路線となってしまいますし、国際線は運休が相次いでいますので、果たしてどうなるでしょうか?


職場の日常の話題のなかに、「静岡空港から旅行に行こうか」という話は、意外と多く聞かれる話題ですし、行き先として九州へ行けるのは観光としての魅力があるので良いのですが、もう少しダイヤの選択肢が増えてくれるといいのですが。

2011年6月4日土曜日

『戦国バサラ』のパン

今日(6月4日)、ある生徒の持っていたパンに、他の女子生徒が感嘆の声をあげているので、何かと思ってみたら、パッケージに伊達政宗が・・・(こちらのパッケージです)。

私自身はゲームをやりませんのであまりよく知らないのですが、ただ若い女性に大変人気のあるということは生徒を通じて知っていましたが、映画が公開されるんですね。パンは、山崎製パンのタイアップ商品だということで、にもいろいろあるようですね。

こういうのって、おもしろくて好きです。他のも見たいので、生徒をけしかけて(笑)、もっと買ってこさせようっと(私自身はパンはほとんど食べないので)。

パンで驚いていたら、Gigazineにはお弁当の話題が出ていました(詳細はこちらのGigazineのページで確認して下さい)。

いゃ~、戦国バサラ、恐るべし(-_-;)

2011年6月3日金曜日

THINKING O 第9号

特集は「天皇の謎を解きます なぜ万世一系なのか?」です。

論文 「天皇論」 大澤真幸

対談 「天皇の国民、国民の天皇、天皇なき国民」 高澤秀次×大澤真幸

対談 「なぜ継続してきたか」 佐伯啓思×大澤真幸

参考資料 「天皇制を論じるためのブックガイド」

また「東北関東大震災―希望はどこかにある」と題して、緊急特集が組まれています。

緊急論文「全てを失ったあとに残るもの、それは希望だ!だが、どこに?」
・「正義」を考える―裏返しの終末論 大澤真幸
・二◯一一年東北地方太平洋沖地震ドキュメント

新連載で「論文の技法」が始まり、第1回目の今回は「類からの委託―論文にとっての完全義務」です。

大澤氏の「天皇論」では、昭和天皇が内奏を受けることと、宮中祭祀を継続し続けていたことをもとに天皇の存在について考えています。「なるほど」と思わせられる、興味深い論文です。

高澤氏と大澤氏の対談は、文学と天皇について考えています。主に明治天皇とその時代の文学についての対談です。
大澤氏がこの対談で最後に「あくまで文学的でいらっしゃる高澤さんとの対話は、社会学からものを考えるぼくにとって非常に新鮮でした。」と述べていますが、歴史学的方向から見ている私にとっても、新鮮な対談内容です。

佐伯氏と大澤氏の対談は、グローバルな視野から天皇の存在を考えています。西洋社会にはキリスト教という絶対者があるのに対して、日本には絶対者が居なかったことが、天皇が続いてきたのだとの指摘は、おもしろい考えです。

新連載の「論文の作法」は、多少論文を書くことのある私にとっては内容的には当然のことなのですが、このような形で改めて読むと、普段当たり前のものとして行っている論文のルールが再認識できて、案外良いものです。続きが楽しみです。



THINKING「O...
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2011年6月2日木曜日

『週刊金曜日』2011年5月27日 848号

原発震災の記事や、田中優子編集員責任編集の「受け継がれる沖縄」も良いですが、私にとってインパクトが強かったのは、中嶋啓明氏の「人権とメディア」の「日本は民主主義社会なのか」です。

そのなかで一番最後の、次の一文を読んで、「あぁ、やっぱりそうなんだ」と思わせられました。

最近の反原発のデモを見たフランス人留学生は、警察の規制の厳しさに驚き、日本が民主主義社会だというのは大ウソだと断言している。

民主主義のお手本であり、デモの本場である、フランスの人間が見て、このように感じるのですから、やはり日本は民主主義ではないんですよ。
まぁ、そもそも日本には欧米で言う民主主義は相容れないものだと思っていましたので、特に驚きではないんですが、納得したものですから。日本は「民主主義もどき」というか、民主主義を真似してみましたって感じの社会なのだと思っていました。

ですから、東日本大震災の復興を優先すべき時に、内閣不信任案が提出されるような状況になるわけです。もし、可決されたらどうするつもりだったんでしょうか?解散総選挙になれば、その費用は相当な金額になるわけです。そんな金、どこにあるんでしょうか?あるのならば、被災地に回すのが筋ですよね。

一段落ついたら退陣するってことで、不信任案は否決されたということのようですが、一段落っていつのことなんでしょうか?直ぐに一段落つくって思っているのでしょうか?もし、そう考えているのならば、相当甘いですよね。というか、きっと実際の状況など顧みずに、勝手に政府判断で一区切りつけてしまうのでしょうね。

やっぱり日本は民主主義社会ではないということですよ。

2011年6月1日水曜日

君が代判決―司法の務め尽くしたか

タイトルは今日(6月1日)の朝日新聞の社説です(詳細はこちら)。
この見方に納得ですし、同感です。

また話は全く変わりますが、5月30日の朝日新聞に、「コクヨ、インド文具大手を買収へ 需要伸びると判断」という記事がでていました。
コクヨといえば、誰もが一度はコクヨのノートを使ったjことがあるでしょう。そのコクヨが、今度はインドで広まっていくということになりそうですね。
私は、システミックのリングノートを入れることができるほうのタイプを愛用しています。リングノートだけではなく、厚手のものも入るので、大変重宝していますし、色も黒で職場で使うには調度良い感じですし、幅のあるゴムバンドがとても便利です。