ただし、机の上が書類だらけで、整理があまりうまくない人にはとても役に立つと思います。文章だけでなく、具体的なイラストが要所要所に描かれていますので、どうやってやればよいのか、大変わかり安いです。
第1章 整理のキホン!「捨てる」ところから始める(不要なモノを捨てなければ、整理は始まらない/捨てるルールを決め、迷わず捨てる ほか)
第2 章 便利な文具で、整理しやすい机にする(整理の習慣は、スキマ時間で身につける/書類整理のキホンは「ファイルボックス」「クリアホルダー」 ほか)
第3章 仕事の効率がアップする文具(便利な文具を使えば、仕事の効率はアップする/ワンアクションで使える「ノック式」文具に注目する ほか)
第4 章 ムダ・モレなし!一目瞭然「情報整理術」(手帳をつける習慣で、仕事がうまくいく/「多機能ペン」で、情報が埋もれなくなる ほか)
読んでいてかなり気に入ったのは、各章末にあるコラムです。
第1章の「几帳面な人でも、捨てられない人は意外と多い」などは、まさに私のことです。机の上はいつも片付いていますが、ロッカーには過去数年分の書類が捨てられずにとってあります(いちおう封筒に時系列で分類して入れてあるのですが)。過去に役に立ったことは数回しかありませんので、捨てるべきだと思っていますが、なかなか捨てられないでいます。それでも、ロッカーの容量はそれほど大きくないので、いっぱいになってくればいやでも捨てざるをえないので、そのときにはやりますが、かなり面倒くさいので、こまめに捨てるようにしていきたいですね。
第2章は「月に一度は、文房具店に立ち寄ってみる」も、まさに私のことです。まあ、これは文房具が趣味のひとつなので、むしろ週一でも行きたいくらいですが。転職するなら、絶対に本屋さんか文房具屋さんって思っています。
第3章の「ワンランク上の文具で、できる人になる」も、いわゆる見せ文具って大事だと思っています。相手が上品な質の高い文具を持っていると、「お、コイツできるな」って思っちゃいますよね。見栄を張ってもよい部分ではないかと思います。
第4章の「効果的なごぶさた手紙・メール」ですが、これもありそうな話ですね。難しい部分ではありますが、相手によりけりですし、相手との関係にもよりますので、ちょっと微妙かもしれません。
本書は、比較的薄めですし、写真やイラストが多くて読みやすいですので、結構良いかもしれません。最初に書いたとおり、案外自分が普段やっていることに似ている内容でしたが、楽しんで読むことができました。
『 整理がうまい人のアナログ文具超活用法』 桃山透著 中経の文庫(中経出版) 2011年2月 533円+税
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