「真に優れた戦略とは面白いストーリーだ。」と言うことで、Part1は組織編、Part2は人物編で、戦略ストーリーで成果をあげている組織や人物をとりあげています。
ストーリーとしておもしろいから成功しているのか、成功しているからストーリーとしておもしろいのか、どっちが先かはわかりませんが、成功していることには必ずといっていいほど、おもしろいストーリーがあります。
以前のエントリーで、書籍の紹介で取り上げたザッポスしかり、まもなく映画が公開されるFacebookしかり、本書で取り上げられているサンリオや仮面ライダーなども、しっかりとしたストーリーがあるのがわかりますよね。
『ストーリーとしての競争戦略』の著者である、一橋大学大学院国際企業戦略研究科の楠木建教授は、本書の誌上講義で、
「個人、政治、キャリアにもストーリーが有効です」
と述べています。
「有効」というよりは、「必要」と言ってもいいでしょうね。つまり「成功するには、ストーリーが必要」だということです。
「今の日本の政治にいちばん欠けているものが「ストーリー」なのではないでしょうか。」
「自分で心の底から面白いと思っていれば、努力が苦になりません。自然とのめり込みます。自分で面白くて仕方がないような戦略ストーリーであれば、何度でも自然と人に伝え、共有したくなります。」
という楠木教授の指摘は、まさにそのとおりだと思います。
みんながおもしろがってのめり込めるストーリーを会社で作れれば、社員も頑張れるでしょうし、社会で作れれば、その社会の未来は明るいものになっていくはずです。
政治がダメ、社会がダメと言われる今こそ、みんながのめり込めるストーリーを作りだして行きたいですね。
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