2013年3月26日火曜日

高校教科書、分量15%増 震災・領土の記述増える

タイトルは、今日(3月26日)のTHE ASAHI SHIMBUN DIGITAL掲載の記事です(詳細はこちら)。
他に、読売毎日にも出ています。

「ゆとり教育」からの転換で、主な10教科の分量は現行より15%増えた。合格した教科書の約半数が東日本大震災を取り上げ、地理歴史や公民には領土問題や沖縄の米軍基地問題の記述が増えるなど、最近の外交情勢を重視する編集姿勢が目立った。

教えるべきこととして必要であろうと思われる内容が増えた結果、教科書が厚くなること自体は悪くないのですが、現在でも教科によっては全部終わらせることが厳しいものもあります。それはなぜかといえば、大学受験などの対策をとる時間が必要だからで、教科書を全部やることで、大学に入れるわけではないので、必然的に大学に入るための授業をやる部分が増える可能性があるわけです。

従って、今回の教科書の分量が増えたことは、大学受験や高校教育のあり方も一緒に、変えていかないとほとんど意味がないことで、結局高校にしわ寄せが行くだけなのです。
その辺りをきちんと考えないと行けないのですが、正直言ってあまり期待できない気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿