今日2月9日のBLOGOSに、山口 巌氏の「増加する宗教対立のリスクと日本」がエントリーされています。
来週月曜日のバレンタインのように、日本人はいろいろな宗教を楽しんでいて、「
何であれ、受け入れ、許容し、そして楽しんでしまう日本人の資質、パワーは本当に凄いと思う。 」と述べれられています。
山口氏のエントリーの本題は、
「
スーダン南部の分離、独立の是非を問う住民投票が実施され、98.83%の賛成で独立が承認され」、
「
今回分離独立のスーダン南部の住民の宗教がキリスト教と古代アニミズムである点、そして、此の10年に及ぶ内戦でスーダンの多数派であるイスラム教徒に拠り200万人が殺戮されたと言う、凄惨な事実」
という話で、このニュースを受けて、はじめのコメントがあるのです。
古今東西、宗教をめぐる問題は様々な歴史的出来事を引き起こし、場合によっては歴史を大きく動かす原動力ともなっていますが、幸いなことに日本はそのような問題で国内が混乱することはありえません。
バレンタインで浮かれるチョコレート売り場で、キリスト教徒以外の信者が自爆テロを起こすこともありませんし(バレンタインのチョコレートで、別の意味で自爆する人はいるかもしれませんが)、最近日本人のなかに、イスラーム教徒が増えてきているらしいのですが、コンビニの食べ物が不便だとかの話題がありましたが、だからといって迫害されるわけでもありません。昔学生時代に、ニューアカの影響か、チベット仏教にハマってチベットに行ってしまった友人がいましたが、そんな彼もきっと今頃は普通に日本で暮らしているでしょう。
そのように考えると、日本は宗教に関しては大変幸せな国なのだと言えるわけです。ありとあらゆる宗教が共存できる、大変貴重な社会なわけです。
今の日本社会は、かなりダメになっていると私も言っていますが、こと宗教に関してはまんざらでもない社会なのです。
世界の宗教をめぐる問題を耳にするたびに、生まれ育った国が日本で良かったと、つくづく思います。
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