2011年2月19日土曜日

『週刊金曜日』2011年2月18日 835号

今週の『週刊金曜日』は、かなりいろいろ気になる記事があります。

まずは特集の「アナタにも知ってもらいたい電磁波」ですが、ケータイをはじめ、今は電磁波が飛び交っているワケですが、そのリスクを指摘されても、眼に見えるわけでもないし、どうにも逃げようがないんですから、どうしようもないじゃないって半分切れ気味で読みましたが(笑)、しかしとても重要な問題です。ケータイの、電磁波がとれくらい人体に吸収されるかを示すSAR値のデータをもとにした「ベター・バイ・カタログ」が載っていますので、今後ケータイを買い換える時にはとても参考になります。

今週の巻頭トピック」での夫婦別姓の違憲訴訟の記事も重要ですね。この問題はまだまだ長引きそうですが、そもそも民法750条自体が矛盾していると私も思いますので、今後も注目していきたいです。

新買ってはいけない」での「ヨード液うがい薬」の記事は、結構ショックですね。「ただいまのあとは~♪」で昔から、特に冬は欠かしてはいけないものだと思っていましたし、自分の子どもにもやらせていたのに。もう明日からやめさせます。静岡県人ですから、お茶うがいがいいですね。

日航123便墜落の謎 上」も大変いい記事です。いろいろな問題点が未だに解決されていないという事実が浮き彫りになっています。今週が「上」なので、来週に「下」が来るのでしょうか。続きが楽しみです。

個人的に今週ナンバーワンは、「斉藤環のリアルな団塊診断」ですね。
昨日のエントリーで、「若者が努力しないのは不況が原因」だとする話を書きましたが、まさにそれにつながる話題です。

何にリアルを感じるか。団塊世代の人たちは、成長可能性にリアリティを感じられるんです。「人間は変われるんだ」ということを素朴に信じられるんですよ。その感覚は世代を追うごとに希薄になっています。多くの若者は、人間も社会も、変われないどころか、どんどん悪い方に向かうかも知れない不安を共有しているんです。

「変われる」と思うからこその努力なんですから、努力してもムダになってしまうと思えば、そりゃしませんよね。

他にもいくつかおもしろいものがあります。
今週はかなりオススメの『週刊金曜日』です。

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