2012年1月25日水曜日

石積み古墳、深まる謎 埴輪出土、渡来系説に波紋

タイトルは、1月20日づけのTHE ASAHI SHIMBUN DIGITAL掲載の記事です(詳細はこちら)。

積石塚は、確かに朝鮮半島に多く、私も実物を見に行きましたが、特に南部には大変多いタイプです。ただ当時の日本と朝鮮半島南部は大変深い関係がありましたから、渡来系の人々の墓と考えるのが一般的だったわけです。
しかし、副葬品の埴輪の存在は無視できないということですね。

確かに「合掌形石室の被葬者イコール渡来系という単純な議論はもう通用しな」でしょう。しかし、「一方、「渡来系の墓」説を完全に否定してしまうことにはためらいもある」と言うのも事実です。「合掌形石室が列島内に何故突然出現したのか?独自に生まれたとは考えにくい」わけですから。

福岡大の桃崎祐輔教授の言うとおり、「渡来系の人々が埴輪を新たに採用した可能性もある。」という考え方が一番それらしいかなという気がします。

う~ん、まだまだわからないことが本当に多いです。まぁこれが歴史の魅力なわけですが、同時にはまると抜けられない理由なんです(^_^;)

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