2012年2月9日木曜日

私立高入試始まる 静岡県内39校

タイトルは、昨日(2月8日)の@-S静岡新聞ニュース掲載の記事です(詳細はこちら)。
今日は面接試験でした。

公立高校との併願が多いので、「平均倍率は2・65倍」、「高校生の入学募集を行わない中高一貫校4校(不二聖心女子学院、静岡英和女学院、静岡雙葉、静岡聖光学院)を除く39校の志願者数は計3万1251人」が受験したわけです。
これで来週17日の合格発表までドキドキの日々でしょうが、来月6、7日には公立高校の入試が控えていますので、中3生には頑張って欲しいですね。

ただ本当に大切なのは高校に受かることではありません。高校に入学することが目的なのではなく、入ってからどうしたいかをしっかり考えておいて欲しいですね。そこが曖昧ですと、入ってもいろいろな問題にぶつかってしまうでしょうから。

今日のTHE ASAHI SHIMBUN DIGITALには、

「3年で卒業しなくていい」都立高の開設検討


という記事が出ています。

現状では、授業について行けず留年すると、年下の生徒ばかりのクラスになじめず、退学するケースが少なくない。」という現実があります。授業についていけない以外にも、クラスの雰囲気になじめないというのが理由で不登校になってしまし、結果的に転学というパターンも多いです。現場にいる人間として、そういう時が一番つらいです。
また「学校側が進級を優先するあまり、学力不足のまま卒業する生徒が少なくなく、結果的に就職も進学もしないケースも目立つ。」というのは、正直言って現在の高校卒業条件はかなり甘いために、結果的にそうなってしまうのだと思います。さらに学力不足でも大学へ進学できてしまうために、入学してからが大変な現状があるわけです。

その意味で都教委の検討が実現にこぎつけると、どれだけ多くの生徒が救われるかわかりません。ただ本来はもっと根本的に高校改革をしていくことが必要だと思います。中卒のほとんどが高校に進学するのですから、その目的は多種多様なわけです。個人的には、ドイツあたりのような、進学を目指したエリート校、職業人を育てる学校などをはじめからわけて、その目的に合わせた高校へ進学するようにし、もっと卒業条件を厳しくして最短3年間で卒業という感じにしたら良いのではないかと思っています。東大の秋入学の話などを考えても、これからはやはりエリート教育は必要でしょう。
そして大阪府教委の事業をもっと拡大させて、きめ細かいフォローをしていくようにするべきです。

その意味では、教育も地方でいろいろと決めることができるようになると、それぞれの地方の現状に合わせたきめ細かい教育行政ができ、日本の未来を担う若者のためになるのです。政治の地方分権が叫ばれていますが、教育の地方分権も進むべきです。

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