今日4月16日の毎日新聞の社説の主張に同感ですので、紹介します(リンク先記事は、毎日jpです)。
「 「3・11」以後、多くの日本人が「日本はもう原発に頼るわけにいかない」と感じたに違いない。私たちも同感だ。地震国日本が原発と共存するのは無理がある。」
社説でこのような意見を載せてくれるところがまだあるのですから、日本のマスコミも、まだ捨てたものではないなぁと思いました(毎日新聞さん、今まで日本の大手新聞社はもうだめだと思っていました。ごめんなさい)。
「私たちはエネルギーへの激しい渇望に突き動かされて、自然への畏怖(いふ)を忘れ、いつの間にか自然の許容限度を踏み外してしまったのかもしれない。」
本当にそうかもしれません。その意味では、今回の震災を機に日本全体で今までの生活を見直す必要があると思います。
「浪費を避け、資源の再生につとめ、リサイクルを促進する。そして、小型水力発電などでエネルギーの地産地消を可能な限り進めたい。分散型の国土形成で防災力を高める。」
「低エネルギーでも福利の低下しない日本モデルを構築することこそ、3・11への何よりの鎮魂となるだろう。」
みんなで知恵を出しあって、それこそ今盛んにテレビCMなどで流されている「日本は頑張れる」というメッセージが向かう方向を、日本が「低エネ」の新しい社会へと向かう意思表明として、「低エネ社会」の日本モデル創出を目指すことが大切なのだと思います。
歴史的に考えれば、一般的に言われるように、江戸時代は「エコ・リサイクル社会」でした。当然様々な状況は江戸時代と全く違いますが、思想的なものは参考になるのではないかと思います。
やってやれないことはない、ような気がします。というより、社説にもあるように、3・11への鎮魂の思いを示すためにもやらなければいけないと思います。さらに、未来の子どもたちのためにも、今ここで日本モデルを構築しておかなければいけないと思います。
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