また、今年は昭和天皇生誕110年ですので、昭和史を振り返るにはうってつけなのではないかと思います。
そのせいか、昨日(12月4日)と今日の毎日jpには、戦争に関する記事が出ています。
「日米開戦70年 運命の12・8 破局への道、なぜ」(12月4日)
今の若者にとっては、昭和ははるか昔の話ですし、戦争のことなどほとんど知らないというのが現実です。しかし、それをそのままにしておいてはいけないですよね。このような何かの節目には、それについて語ることはとても大切ですので、特に学校の先生方は子どもたちに話をしてあげて欲しいと思います。まあ、場合によっては先生方が知らないのかも知れませんが、そのような先生方は上述したように、今年は昭和天皇生誕110年で、昭和天皇に関する書籍が何冊も出ていますので、書店に行ってみてください。
そんな中から、一冊紹介します。
古川隆久『昭和天皇 「理性の君主」の孤独』(中公新書)2105 2011年4月 1000円+税
新書ならば手頃ですし、手に入りやすいですね。ちょっと厚いですが、昭和天皇と昭和について知るには手頃ですし、資料を駆使して書かれていて、やや昭和天皇に同情的な感じもしますが、個人的にはかなり良い本だと思います(だから紹介するんですけどね)。最後の方には、昭和天皇の研究史をまとめたページもありますし(これがかなり良い!)、参考文献も豊富に紹介されていますので、ぜひ一度読んでみると良いと思います。そして、子どもたちに語ってあげてください。
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