2012年5月3日木曜日

施行65年の憲法記念日の新聞各社の社説について

憲法記念日に―われらの子孫のために」( THE ASAHI SHIMBUN DIGITAL)

憲法記念日 改正論議で国家観が問われる」(YOMIURI ONLINE)


論憲の深化 統治構造から切り込め」(毎日jp)

人間らしく生きるには 憲法記念日に考える」(CHUNICHI Web)

読売、日経は改正に前向きですね。特に読売は先だって自民党が出した改正案を評価していますが、私自身はあの自民党案は一体何だんだ?という立場なので、読売の社説には納得できませんね。

朝日と中日は、直接憲法の問題を語っていませんが、憲法記念日を機に憲法について考えようという意味では、悪くはない社説ですね。

私のスタンスに一番近いのは毎日の社説です。

私たちは、即改憲でも永久護憲でもない「論憲」という立場を取ってきた。現憲法の精神とでも言うべき平和主義、国民主権、基本的人権という三つの原則は生かす。一方で、時代が提起した新しい課題を憲法の中でどう位置付けるか、積極的に論議しようというスタンスである。改憲か護憲か、を背負う政治勢力になることではない。メディアの役割は、国の基たる憲法のあり方について、論をあらゆる角度から多重に尽くし、その是非をただすことだ。

論憲の後にくるものは、より広く深い論憲である。いずれ「改憲」や「創憲」が来ることは否定しない。だが、今は徹底した論憲こそ次の扉を開くことになる。

憲法というものは、必要があれば改正して現状に合わせて行くというのが基本です。ですから、必要な部分を改正するというのは当然だと思います。ただし日本国憲法の精神は絶対に変えてはならないと思うのです。
憲法審査会が動き始めています。我々はそれをしっかりと見守っていかないといけません。

0 件のコメント:

コメントを投稿