この調査は、飛鳥京の造営に際して内郭北東域において必要な平坦面を確保するために、低湿地部分を「東西約150 m、南北約180 m、面積は約25,000 ㎡」という大規模な造成を行なっているということがわかったものです。
本来、遺構面の下を調査することは遺構を破壊することに繋がるためあまり機会がないのですが、今回は宮殿域を南西から北東へ斜めに横断する農業用水路である吉野川分水の老朽化による改修工事のため調査ができたということのようです。
宮城造営のためとはいえ、飛鳥時代にこれほどの大規模な土木工事が行われていたんですね。人の力って偉大です。
ちなみに、奈良県立橿原考古学研究所のHPには、報道発表用の「飛鳥京跡第171次発掘調査の概要」がアップされていて、写真もかなり出ていますので、興味の有る方はぜひ見てみてください。
とても魅力的な記事でした!!
返信削除また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。