2010年11月1日月曜日

領土問題を解決するための、外交テクニックはないのか?

ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問しましたね。
このような手段は、実効支配を強化する狙いがあるので、現状のロシアとしては当然の行動なわけです。
これに対する前原外相の反応も、まぁ一国の外相としては当然のコメントですが、なんせ、その前にやらかしていますからね、前原外相は。売り言葉に買い言葉の結果が、今回の国後島上陸なのですから、あまり強い非難は、より一層、日ロ関係の悪化を招き兼ねないでしょう。
これに関しては、今後の政府の対応、特に前原外相のさらなる発言に注目しないといけませんね。何を言うかわかりませんから。

個人的には、以前の2島返還でとりあえず手を打っておけば良かったのに、と思います。今となっては、それも無理なんでしょうけど。何で、四島一括返還にこだわるのでしょうか?それが故に、返還が困難になっているのに。とりあえず主張しているだけで、本当は帰ってくることを想定していないんじゃないかと疑ったりします。

石垣市の中山市長が、尖閣諸島に上陸すると宣言したことが、話題になっています。これも実効支配強化のためですが、石垣市としては、さらに漁業問題がからんでいるでしょうから、行政上も石垣市である尖閣諸島に対する行為としては、納得の行為です。
政府の許可待ちのようですが、個人的には、行っちゃえって思います。石垣市にとっては、単に外交的な問題ではなく、生活がかかっている問題なのですから、国の代表者同士の話とは別の次元で考えたいですね。まぁ、どうであれ、中国側は納得しないでしょうけど。
ただ、今回の問題は民間の漁船問題から始まったことなので、生活レベルの次元を優先して、当面領土の主張は先送りって解決方法、ないですかねぇ。 海底の石油とかの問題が大きいのはわかりますが、ここまで話がこじれれば、お互い意地の張り合いになり、両国にとっていいことはないと思うのですが。中国もAPECに参加するようですから、何かあるでしょうけど、そこまでに何かできないのでしょうか。
アメリカも、「尖閣諸島は安保の適用内」と言っているだけではなくて、いい加減、仲介してくれないかなぁ。でも、きっとそれを期待すると、なんにもなしではやってくれないでしょうから、何かと引換になるんだろうなぁ。
こういう時、国連とかで仲介してくれないかなぁ。いろんなところから、この問題をつつけば、進展があると思うのですが。最後は軍事衝突って解決方法にならないように、アジア全体の問題として、いろんな国に首を突っ込んでもらえないかなぁと思います。

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