2010年11月28日日曜日

『バイラル・ループ あっという間の成長にはワケがある』

 『クーリエ・ジャポン』に出ていたので読んでみましたが、結構おもしろかったと思うと同時に、アメリカの凄さを再認識しました。

まえがき 佐々木俊尚(ITジャーナリスト)
プロローグ 小さなアイディアが「大きな富」に化ける瞬間
序章 大統領のバイラル作戦
第1章 元祖はタッパーウェアだった
第2章 ウェブというバイラル培養器
第3章 バイラル大平原の開拓者たち
第4章 メッセージの起爆力
第5章 決めるのは消費者だ
第6章 バイラル動画の広告効果
第7章 バイラル成長の罠
第8章 ペイパルの戦い
第9章 ブログ時代のバイラル・ビジネス
第10章 「臨界量」をどう超えるか
第11章 SNS、成功の法則
第12章 広告の新たなスタイル
エピローグ 地球もバイラル、人類もバイラル

訳者あとがき


本の帯に、解説を書いているITジャーナリストの佐々木俊尚氏の、「ソーシャルメディアが社会を覆い尽くしたいま、“バイラル・ループ”抜きではビジネスは語れない」 という言葉が書かれていますが、本書を読むとまさにそのとおりだなと思います。

バイラル・ループとは、「感染の連鎖」の意味ですが、オバマ大統領の当選やFacebookの成功など、バイラル・ループによって急成長した事例がいろいろ出てきます。大変詳細な取材をもとに書かれた本書は、読みものとしても大変おもしろいですが、やはりビジネスという面では考えさせられる部分が多いです。私のような一般人には想像もつかない世界の話ですが。

ゼロから巨万の富にまで急成長するビジネスが、まるでウイスルに侵された怪物のように巨大化していく様子が詳細に描かれていますので、バイラル・ループの凄さというか、恐ろしささえを感じてしまいました。

とにかく読み応え充分で、翻訳も良いので、とても読みやすくてオススメです。

なお、公式サイトもあり、 こちらには一部がPDF版、WEB版として無料公開されていたり、「平成22年度 第57回NHK杯全国高校放送コンテスト」の「朗読部門」にて第3位に入賞した、千葉県立小金高等学校2年生の岡田紗英さんが朗読したオーディオ・ブック版が無料公開されていたり、著者のインタビュー動画があったりととても楽しめるサイトですので、こちらもオススメですよ。

アダム・ペネンバーグ著 中山宥訳『バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある』
講談社  2010年9月 1785円



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