2012年2月7日火曜日

静岡県、強風と雨で通勤混乱 大井川鉄道で土砂崩れ

タイトルは、今日(2月7日)の@-S静岡新聞ニュースです(詳細はこちら)。

この時期にこんなに雨が降るのは珍しいですね。風もかなり強かったですし。

県内では記事にもあるように東部の方がかなり激しかったようですが、私の住む中部地方も特に今日の午前中はすごかったです。バスとかも遅れてしまって遅刻してきた生徒もいました。

勤務校では、校舎内の湿気がとにかくすごかったです。廊下はもちろんビシャビシャ、窓も真っ白になりましたし、階段の木の手すりや教室の机も濡れていました。勤務校は台風とかの時にも湿気がひどいのですが、2月で一番乾燥しているこの時期に何故こんなにビショビショなの?と思うくらい、今日はひどかったです。あれは構造上の問題か何かなのでしょうか?

お昼ころには雨も上がって、夕方には太陽が出て日が差すくらいになったのも、何か変な天気って感じですね。

2012年2月6日月曜日

政治塾ばやり 足元の自治は大丈夫か

タイトルは、CHUNICHI Web掲載の2月3日の社説です(詳細はこちら)。

橋下市長の「維新の会」もそうですが、地方政党は地方のためにできたはずです。なのに、それが国政に向かうというのは、確かにおかしな話です。
国政を目指す気持ちもわかりますが、本来の政党設立の目的は違うはずです。

日本は現在小さな政府なわけですが、民主党は子ども手当とか、高校授業料無償化とか、どちらかというと大きな政府を志向しているように見えます。ただ現在はそれがそこまでで止まってしまっていますが。
大きな政府は効率が悪く、だからこそ小さな政府になったはずですが、その逆を行こうとしているのを止めなければなりません。その意味で、地方が重要になってきたわけです。地方でやれば効率が良いですし、その分ムダが少なくなります。日本の経済は成熟経済になっているのですから、地方主体でやることで効率の良い分配社会が実現できるはずです。

ただそのためには、地方自治体の能力が上がらないといけません。正直言って今の市役所にそのような能力があるとは思えませんので。地方自治のクオリティが上がらないと行けないわけです。そのための政治改革が必要ですし、地域政党はそのためのものなのではないかと思います。その点では「維新の会」は一定の評価ができます。

ですから、本当はこの動きが全国的にもっと広まることが大切なのではないかと思うのです。地域政党が国政に向かうことで何のメリットがあるのか、既成政党と同じになってしまうのではないか、だったらもっとしっかりと地方での実績を上げて、国政にはそれからでも良いのではないかと考えます。あるいは、政府を無視して地方でどんどんいろいろなことをやって成果を出せたら、政府も黙っていることはできないでしょう。
次の衆議院選挙では早いのではないか、ただ時期を逸するとこの勢いがという気もします。

しかし地方から国を変えるのならば、やはり地方での実績優先なのではないか、またこのムーブメントを大阪、愛知以外にも飛び火させて、あちらこちらで政府への反旗の炎をあげて少しづつ政府を包囲する、そうすることで国の形を変えていくという構想の方がおもしろいと思うのですが。

2012年2月5日日曜日

『土のコレクション』

子ども向けの書籍で、絵本の部類に入るものだと思うのですが、とにかくものすごく感動しました。

私がこの本を知ったのは、2月3日の毎日jp掲載の社説でなんです。
毎日新聞は青少年読書感想文全国コンクールを主催しています。毎年小学生の夏休み宿題としておなじみですね。
今年度の小学校中学年の部で内閣総理大臣賞に選ばれたのが、この本の感想文なんです。

発掘をやっていた頃、『標準土色帖』というものが必需品でした。土の色見本帳なんですが、いわゆるカラーチャート帳のようなものですので、土色の呼び方を確認するためのものです。タイトルを見たときにはそれに近いものをイメージしたのですが、いろいろ調べるとどうやら全国の本物の土を集めたものらしいということなので、早速ポチッとしたわけです。それが今日届き、そのあまりにもすばらしさに、この感動をぜひ多くの人にも味わって欲しいと思ったのです。

本当に土っていろいろな色があります。色に興味のある人ならば、絶対におもしろいと感じると思います。私のような文具マニアで、万年筆が好きな方ですと、インクも好きですよね。そんな人はたぶん、この本の土コレクション、たまらないと思います。

この他にも昨年出版された『土の色って、どんな色?』というものあるようです。こちらはまだ購入していませんが、たぶんこのあとポチるでしょう(^_^;)

栗田宏一 『土のコレクション』 フレーベル館 2004年2月 1680円



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著者:栗田宏一
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2012年2月4日土曜日

【荻上チキインタビュー 第2回】ネットメディアと政治論議 津田大介×荻上チキ

SYNODOS JOURNALに2回にわたって掲載されています((1)(2))。

私自身はTwitterをほとんど使っていないので、今だにイマイチ価値がよくわかっていないのですが、このインタビューを読んで、非常に有用なツールであることが理解できました。

津田氏が提示している情報発信モデルは、エジプトなどでの動きの時の話が実際の事例として近いのかもしれませんが、そうだとすると社会を大きく動かす力を持っているといえるでしょうし、「政治の日常化」、「多くの人が政策に関心を持てるように、その裾野を広げる」というイメージは、ぜひ目指したい方向だと思います。

いろいろな新しいメディアが出てくることで、政治が議論されていく場面が増えていくことでしょうから、ネットを活かしたメディアづくりがいろいろな形で進んでいくことは大切なことでしょう。津田氏の提案するモデルが早く実現することを期待しています。

2012年2月3日金曜日

「平成24年度大学入試センター試験実施結果の概要」から、特に地歴・公民について

昨日(2月2日)、大学入試センターから「平成24年度大学入試センター試験実施結果の概要」が発表されました。

地歴のB科目のうち日本史の選択率が一番高く40.5%、次が地理で34.1%、世界史が23.5%となっています。
世界史は高校の必修科目なのにセンター試験の選択率が低いのは、やはり広範囲に及ぶ学習内容のためなのでしょう。今年の問題を見ても時間的な幅が広いものや地域横断的な出題が多く、それを全部やるためにはかなりの労力が必要となりますから、敬遠されるのも致し方無いでしょう。
おそらく、多くの高校生は世界史をきちんと理解出来ないで卒業するということになっていると思います。そう考えると何のために世界史を全員取る必要があるのか、必修になった当初から疑問に思っています。

一方公民は現社が42.6%でトップ、次いで政経23.1%、倫理政経20.0%、倫理14.3%となっています。
倫理政経は今年新しく始まった科目ですが、実際の問題は科目名どおり政経と倫理の問題の寄せ集めになっていましたので、はっきり言ってやる意味があるのかと疑問に思っていましたが、私の想像していたよりも選択率が高かったのには驚きました。受験生にとっては目新しさから穴場と思われたのでしょうか。
現社は多くの学校で必修になっていると想像されますので当然多くなるわけですが、今年のあの問題では現社しか選択できなくて悔やんだ受験生も多かったのではないでしょうか。

また今年導入された、あのトラブルの原因である二科目受験について、日本史と現社の組み合わせが17.5%で最も多く、次いで地理と現社が14.4%、日本史と政経が9.8%、世界史と現社が8.7%、日本史と倫理政経が8.3%となっています。

世界史をやって損はないですが、ある意味順当に自国史を選択している事実を考えると、極論ですが、生徒に選択の余地を与えずに、地歴は日本史、公民は現社をやらせればOKってことですかねぇ。仮にもう少しやるのならば、地理か政経ってところなんでしょうか。
別に世界史が不要だとは思っていませんが、中途半端にやるのならば、もっとしっかり日本史をやったおいた方が、国際化が叫ばれている今としては、その方が正しいのではないかと思います。諸外国で必修科目として自国史を差し置いて、他国史をやっている国はたぶんないでしょうから(-_-;)

2012年2月2日木曜日

静岡県西部で雪 浜松・細江は一面銀世界

タイトルは、今日(2月2日)の@-S静岡新聞ニュース掲載の記事です(詳細はこちら)。

私の住む県中部地方も時折雪(風花?)が舞っていましたが、西部は記事の写真にもあるように真っ白です。
日本海側では大雪のようですが、雪に慣れていない静岡県民にとって、こうなるとパニックものです。

明日の朝も氷点下の冷え込みのようですが、この寒さ、いつまで続くのでしょうかねぇ?
県内ではインフルエンザの患者数もさらに増えていますが(「静岡県内、インフルエンザ患者数1万人超す」2月1日@-S静岡新聞ニュース)、こう寒いとますます感染が拡大しそうで不安ですね。

2012年2月1日水曜日

校長の「反乱」―教委の強圧を許す司法

タイトルは、今日(2月1日)のTHE ASAHI SHIMBUN DIGITAL掲載の社説です(詳細はこちら)。

昨日のTOKYO Webの「筆洗」でも、この話題が取り上げられていました(詳細はこちら)。

現役の高校教員の立場から見ると、東京都立三鷹高校の元校長、土肥信雄さんは大変立派な校長、見習うべき校長という印象です。いつまでも教壇に立っていて欲しいと思える方です。おそらくこれは、教員でなくても多くの方が同じ印象を持たれると思います。

東京都教委のこうした問題は以前からもいろいろ問題視されていますので、ここでは少し置いておきますが、さらに問題なのは東京地裁の判決です。何故都教委を追認するような判決を下したのか。この判決は、司法としての本来の役割を果たしたものではありません。

社説の最後に述べられている、「息苦しい学校は、物言えぬ社会に通じる。そこからは明日をになう活力は生まれない。」というのは適切だと思います。このようなことをそのまま許してはいけません。教員がもっと政治力を付けないと、きちんとした教育ができない時代になっているのでしょうか。個人的に、昔の日教組のあり方を必ずしも肯定的にはとらえていませんが、かつてのような政治力が欲しいと思わざるを得ません。